
指先でボールを回転させながら決めるレイアップ。それをジェリーレイアップと言います。
もしくは、フィンガーロールという人もいるかもしれません。
そんなフィンガーロールを使ったジェリーレイアップが世界一上手な選手がいますので、その選手のプレーから、ジェリーレイアップのコツをご紹介したいと思います。
ちなみに、そのジェリーレイアップが世界一上手い選手とは、カイリーアービングです。
カイリーアービングと言えば、強者揃いのNBAの中でも爆発的な得点力を持つプレイヤーの1人です。
卓越したドリブルスキル、初速のスピード、大きい相手でもひるむことをなくシュートを決めてくるシュート力や、メンタル力。どれを取ってもリーグ内のトッププレイヤーです。
それでは、フィンガーロールを使ったジェリーレイアップのコツを見ていきましょう。
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Contents
『そもそもフィンガーロール(ジェリーレイアップ)とは?』
正確には指先でコントロールをしてボールに回転を加えるシュートです。
強豪校のレイアップのアップなどでどの選手もよくやっているシュートですね。
以前書いた記事でレイアップの種類などは説明しているのでよかったらどうぞ。
動画もあるのでわかりやすいと思います。
【バスケ向上日記】オフェンス力アップ!レイアップの種類!応用編
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『フィンガーロールを使ったジェリーレイアップのコツ3選』
それでは早速、フィンガーロールを使ったレイアップのコツを3つご紹介していきますね。
『ジェリーレイアップ~フィンガーロール~のコツ①:試合前にバックボードの感触を確認』

カイリーが必ず試合前に行うことがあるとすれば、バックボードとボールの相性の確認です。
その日の天気や湿度、バックボードの質、ボールの手触り、そういったものでフィンガーロールの打つタイミングや角度、回転数が変わってきます。試合前には必ず当日のボールやバックボード、天気の変化をしっかりと理解してフィンガーロールを行いましょう。
おすすめの確認方法としては、アップでレイアップなどをする際にわざとフィンガーロールを多用してみるなど自分のルーティンの作成をしましょう。
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『ジェリーレイアップ~フィンガーロール~のコツ②:スペーシング』

「大切なのはデフェンダーが後ろから来た時、右手を伸ばす変わりに、お尻を寄せてスペースを作って左手でシュートをする。これを両サイドやるんだ。」
これはカイリー自身がフィンガーロールを使うときに意識したほうがいい点を挙げた、動画のコメントの一部抜粋になります。身長が高くないにも関わらずシーズン平均20点オーバーを叩き出せるのにはこういった相手とのスペースの駆け引きがあったそうです。スペースを作ったうえで、そこのスペースから打てるシュートを練習していたということですね!!
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『ジェリーレイアップ~フィンガーロール~のコツ③:ボールスピンの種類』

「バックボードで、ボールをスピンさせるのはとっても大切なんだ。これは練習するしかない。僕が小さい頃はバックボードの下からアングルを確認して、ちゃんとした回転をボールに加えることで、リングに入る角度が沢山あるんだ。それを練習するんだ。」
アービングは小さいころから大柄な選手には勝てない分、こういったテクニックでどうやってシュートを決めるかを考えて、シュートを打っていたということですね。直接リングを狙いに行くだけではなく、ボードを有効活用するとデフェンダーもシュートの予測がつかなくなり、それがアービングの得点能力の高さの秘密になっていたようですね。
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『カイリー・アービングのプロフィール』

本名:カイリー・アービング(KYRIE IRVING)
【誕生日】1992年3月23日
【出身地】アメリカ合衆国
【身長】191cm
【体重】86.6kg
【所属】ボストン・セルティックス
【背番号】11番
【ポジション】ポイントガード
【受賞歴】
- NBAチャンピオン:2016
- NBA新人王 : 2012
- オールNBAチーム
- 3rdチーム : 2015
- NBAオールルーキーチーム 1stチーム : 2012
- 5×NBAオールスターゲーム出場 : 2013~2015, 2017, 2018
- NBAオールスターMVP : 2014
- ライジング・スターズ・チャレンジMVP:2012
- NBAスリーポイント・シュートアウト優勝 2013
- FIBAバスケットボール・ワールドカップMVP:2014
- USAバスケットボール男子年間最優秀選手:2014
カイリー・アービングの父親もプロバスケットボール選手でボストン大学でプレーした後、オーストラリアでプレーをしていました。
その影響もあって4年生の時にはプロバスケットボールプレイヤーになると誓いを立てて練習に励み、16歳の時にはプロであった父に1対1で15-0で勝つほどの実力が伴うという怪物的なセンスを発揮していました。
2010年の高校生の時にはジュニアナショナルチームに選ばれ、U-18バスケットボールアメリカ選手権で優勝するなどすでに全米中から注目が集まる選手となっていて、その後はデューク大学へと進学しました。
そして大学進学1年を終えてNBAにアーリーエントリをし、クリーブランド・キャバリアーズから2011年に全体ドラフト1位で指名されました。
若干25歳にしてこれだけの記録と名声を持っている選手はそうはいないと思います。
既に2015-2016シーズンにはNBAチャンピオンを経験しており、カイリー・アービングは今後のNBAを引っ張っていく選手の1人であるのは間違いないです。
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【まとめ】『カイリーアービングに学ぶ!フィンガーロールのコツ3選』
いかかだったでしょうか?
フィンガーロールは単にボールに回転をかけたらいいというものではなく、成功の為には多くの練習や、理論が裏に隠れていたんですね。
・試合前の確認
・スペーシング
・ボールスピンの種類
直接リングを狙いに行くシュートにプラスして、バックボードの活用と、フィニッシュの方法の多さ。これがアービングの得点能力のカギになっていたそうです。皆さんも意識して練習してアービングの凄さをマネしましょう♪
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