近代NBAの先駆者! 07-08ボストン・セルティックス!!

最近のNBAでは、一つのチームに生涯在籍するフランチャイルドプレーヤーを育成するよりも、移籍によって一つのチームにビッグネームを集める手法がオーソドックスになってきている。

いわゆる昨年のキャブスのレブロン・カイリー・ラブのような「BIG3」(ビッグ3)というやつだ。

その「BIG3」の先駆けとなったチームがボストン・セルティックスだ。

今回はその、「BIG3」の先駆者となったボストン・セルティックスを見ていきましょう。

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【BIG3の風潮はいつからか?】

以前は、コービー・ブライアントやティム・ダンカンなどの生涯同じチームに所属するフランチャイルドなプレーヤーを称賛する風潮がかなりあったが、現在はトレードや移籍が激しく、一人のプレーヤーが多くの移籍を経験する傾向になりつつある。

では、いつから「BIG3」を形成するチーム作りのその傾向になったのか。

それは、2007年のボストン・セルティックスが07-08シーズン前のオフシーズンが始まりとなった。

2007年にボストン・セルティックスが移籍により「BIG3」を結成したが、その後、マイアミ・ヒートなど、ビッグネームの移籍による強豪チームを短期間で作る風潮が強くなっていった。

【元祖BIG3結成】

2007年にボストン・セルティックスは大胆な補強をし「BIG3」を結成した。

そのBIG3のメンバーは、元からセルティックスに在籍していたスーパースター「ポール・ピアース」、そして、2人目と3人目のNBAナンバーワンシューター「レイ・アレン」、NBAで最も1on1が強く、インサイドも支配できる「ケビン・ガーネット」、の全盛期である二選手を移籍させる、当時では異例の超大型補強を行い、BIG3を結成した。

当時はフランチャイズプレーヤーを育てて勝つことが良きとされていたため、移籍によって作られた、急造の強豪チームは世間からかなりのバッシングをうけた。

それだは、今では引退してしまっているが、レイ・アレンとケビン・ガーネットがいかに優れた選手で、どれほどの素晴らしい選手をボスtン・セルティックスが獲得したのか見ていきましょう。

【レイ・アレン】

まずは、BIG3の一人目、「レイ・アレン」をみていきましょう。

レイ・アレンは1975年7月20日生まれ、カリフォルニア州マーセド出身のバスケットボール選手。

ポジションはシューティングガード。NBA歴代屈指の3ポイントシューターとして知られる。

では、レイ・アレンがセルティックスに移籍するまでの個人成績をみてみましょう。

6× NBAオールスターゲーム出場 (2000–2002, 2004–2007)
オールNBAチーム
2ndチーム (2005)
3rdチーム (2001)
NBAオールルーキーチーム 2ndチーム (1997)
NBAスポーツマンシップ賞 (2003)
NBAスリーポイント・シュートアウトコンテスト優勝 (2001)
USAバスケットボール男子年間最優秀選手

このように、個人の結果だけ見てもレイ・アレンは素晴らしい選手なことがわかる。

さらに、レイ・アレンはプロ選手としての心構えも素晴らしく、自身がシューターであり、常にトップであるために、毎日決まった時間に起き、だれよりも早く練習場へ行き、頭を剃り、シューティング練習をする。

この、ルーティンを常に続ける精神力を持つ、プロ選手としての技術も心の両方を持ち合わせる選手であった。

気になる、全盛期のプレーはこちら↓↓↓↓

【ケビン・ガーネット】

次は、BIG3の一人目、「ケビン・ガーネット」をみていきましょう。

ケビン・ガーネットは1976年5月19日、アメリカ合衆国サウスカロライナ州グリーンビル生まれ。

身長211cm、体重115kg。ポジションはパワーフォワードで、愛称はK.G。

1995年のNBAドラフトにて大学に進学せず高校から直接NBA入りをした選手として注目を集め、以後、ミネソタ・ティンバーウルブズのエースとしてシーズンMVP、オールNBAチーム、オールディフェンシブチームなどの各賞を受賞したほか4年連続でリバウンド王に輝くなど、長身に俊敏さを兼ね備えたオールラウンドな才能を武器にリーグを代表する選手として活躍。2007年には12年間過ごしたティンバーウルブズを離れてボストン・セルティックスに移籍た。

ケビン・ガーネットの個人成績は、

リバウンド王(1試合平均): 2004(13.9), 2005(13.5), 2006(12.7), 2007(12.8)
年間最多リバウンド:2004(1,139), 2005(1,108)
年間最多得点: 2004(1,987)
年間最多フィールドゴール成功: 2004(804)
受賞歴[編集]
シーズンMVP:2004
最優秀守備選手賞: 2008
オールスター選出:1997, 1998, 2000~2011, 2013(2008は怪我の為、欠場)
オールスターMVP:2003
オールNBA
1stチーム:2000, 2003, 2004, 2008
2ndチーム:2001, 2002
3rdチーム:1999, 2007
オールNBAディフェンシブ
1stチーム:2000, 2001, 2002, 2003, 2004, 2005, 2008 , 2009 , 2011
2ndチーム:2006, 2007 , 2012
オールルーキー2ndチーム:1996

という、数々の受賞歴を持っている。

また、USAの代表練習では、1on1の練習でほぼ全員に勝つなど、1on1では当時のNBA最強ではないかと言われていた。

【07-08ボストン・セルティックス】

ボストン・セルティックスがBIG3を結成する前年の2006年のシーズン成績は24勝58負、勝率.293で東カンファレンス15チーム中最下位であった。

しかし、最下位で終わったシーズンの後に、レイ・アレンとケビン・ガーネットを補強しBIG3を結成した、初めての2007年のシーズン成績は66勝16負、勝率.805、でカンファレンス1位でシーズンを終了し、その後プレイオフではファイナルまで勝ち進み、レイカーズを破り、BIG3を結成した初年度でNBAチャンピオンになった。

移籍によって、急造で「BIG3」を作り、チームの状況が大きく変わってしまったが、チームワークが良く、急造だとは思えないほどのチームプレーを見せた。

また、ボストン・セルティックスには若かったころの「レイジョン・ロンド」というPGがいたため、その力もあってからか、ファイナルまでは余裕の試合運びをみせての、NBAチャンピオンだった。

それでは、優勝を決めた、NBAファイナル第六戦のハイライトをどうぞ。

【まとめ】

いかがだったでしょうか。

【BIG3の風潮はいつからか?】

【元祖BIG3結成】

【レイ・アレン】

【ケビン・ガーネット】

【07-08ボストン・セルティックス】

07-08シーズンから、NBAではBIG3を結成しチーム作りをするのが主流になっているため、地域に根付いた選手を育てることが困難になってきている。

しかし、見ている側としては、オールスター戦のような試合がシーズンで見れるのはとてつもない楽しみであるため、記者個人の考えとしては、このBIG3でチームを作る手法は、今後どのようになBIG3が結成されるか楽しみにみていきたい。

 

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監督も務めていながらも、現役プレイヤーとして活躍している。マイペースで自由気まま。

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