2022-2023シーズンのNBAレギュラーシーズンが残り3週間ほどとなり終わりに近づきつつあるが、イースタン・カンファレンスのプレイイン・トーナメント出場争いはまだまだどうなるか分からない状況です。
ミルウォーキー・バックス、ボストン・セルティックス、フィラデルフィア・76ersがトップ3シードとなることは確実と思われます。クリーブランド・キャバリアーズはトップ3ほど支配的ではないですがが、近くプレイオフ進出を決めるのは濃厚です。
そうなると、9チームが残る2つのプレイオフ進出枠と4つのプレイイン・トーナメント出場枠を競うことになります。
少なくともプレイイン・トーナメントに出場するためにどのチームが重圧を感じているでしょうか?
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現在のNBAの順位表
(現地3月19日終了時点)
イースタン・カンファレンス
シード | チーム | 成績 | ゲーム差 |
---|---|---|---|
1. | バックス* | 51-20 | — |
2. | 76ers | 48-22 | 2.5 |
3. | セルティックス* | 49-23 | 2.5 |
4. | キャバリアーズ | 45-28 | 7 |
5. | ニックス | 42-30 | 9.5 |
6. | ネッツ | 39-32 | 12 |
7. | ヒート | 39-34 | 13 |
8. | ホークス | 35-36 | 16 |
9. | ラプターズ | 35-37 | 16.5 |
10. | ブルズ | 33-37 | 17.5 |
— | ペイサーズ | 32-39 | 19 |
— | ウィザーズ | 32-39 | 19 |
— | マジック | 29-43 | 22.5 |
*プレイオフ進出確定
※ホーネッツとピストンズはプレイオフ不出場確定
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NBAプレイイン・トーナメント出場を巡る重圧
重圧なし:マジック、ネッツ、ペイサーズ
ブルックリン・ネッツはトップ6シード入りする位置につけているが、たとえ落ちたとしてもジャック・ボーン・ヘッドコーチのお尻に火がつくことはないと思います。ケビン・デュラントとカイリー・アービングの時代が終わった彼らは、未来を見据えています。
下位に目を向けると、オーランド・マジックはパオロ・バンケロ、フランツ・バグナーやその他の若き主力選手たちの成長をより気にかけている状況です。すでに過去2シーズンの白星を上回っているだけに、2022-23シーズンは成功と考えてもいいと思います。
インディアナ・ペイサーズは1月10日(日本時間11日)時点で23勝18敗と東地区の6位につけていました。だが、それからの18試合で16敗を喫していますが、その間の大半でタイリース・ハリバートンを欠いていたし、開幕前にペイサーズはプレイイン・トーナメント出場の有力候補ではなかったことも考えると重圧は少ないと思われます。
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やや重圧:ニックス、ウィザーズ
ニューヨーク・ニックスはプレイイン・トーナメント出場ラインに少し差をつけており、プレイオフ進出を果たせるはずです。ここにリストアップされたのは、突然不調に陥った場合、ここまでの歩みから、極めて大きな落胆となるからに過ぎない状況です。
一方、ワシントン・ウィザーズは、理論的にもっとプレッシャーを感じています。ただ、本当に彼らが脅威になると予想していた者はいるでしょうか。過去5シーズンのウィザーズは、43勝、32勝、25勝、34勝、35勝という成績で、一度もプレイオフのファーストラウンドを突破していない状況になります。まさに予想されたところにいる中で、重圧は存在するだろうか?
出場を逃せば…:ブルズ、ホークス、ヒート、ラプターズ
これらはすべて、築くよりも今の勝利を目指しているチームたちだ。だが、特にマイアミ・ヒートとトロント・ラプターズはプレイイン・トーナメントを逃すことができない状況です。
オールスターブレイク以降のジミー・バトラーは、平均25.7得点、6.6リバウンド、4.7アシスト、1.5スティール、フィールドゴール成功率60%と見事な出来だです。そしてプレイオフで彼が常に危険な存在であることは、昨季のカンファレンス・ファイナルで対戦したセルティックスのファンが知っています。
だが、ヒートがその機会を得られなければ、バトラーのそんな卓越ぶりも意味がないことになります。全盛期にある彼が1年を無駄にすることになれば、ヒートのフロントオフィスはいくつかの難しい問題に直面するはずです。
一方、ラプターズはトレードデッドライン(トレード期限)でヤコブ・パートルを戻し、売り手から買い手に転じて驚かせた。この動きは役に立ったが、絶対的な存在となるにはほど遠く、もしもプレイイン・トーナメント出場を逃せば、ラプターズにとって今季は大失敗となり、夏のロスター改革につながる可能性もあります。
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