NBAシーズンMVP1回、得点王4回、スティール王3回、オールNBA1stチーム3回、2ndチーム3回、新人王、オールルーキー1stチーム、オールスター出場10回、オールスターMVP2回、これがNBAの中では決して大きくない身長183cmの小さな人が成し遂げた記録です。
その小さな人こそ「ALLEN IVERSON」です。
現在、Allen Iverson(アレン・アイバーソン)は他の選手やファン、周りの人々から「The Answer」と呼ばれ親しまれています。
いったいなぜ、彼はマイケルジョーダンやコービーブライアント、ビンスカーター、シャキールオニールなどのレジェンドが全盛期の時代にこれだけの実績を残し、183cmのIversonがなぜ「The Answer=答え」とまで呼ばれるようになったのか見ていきましょう。
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【アレン・アイバーソンプロフィール】
生年月日:1975年6月7日
身長:183cm
体重:75kg
所属:NBA シクサーズ→ナゲッツ→ピストンズ→グリズリーズ
アレンは1975年6月7日、ヴァージニア州ハンプトンという黒人貧困外で生まれました。
アレンの母親「アン・アイバーソン」は、アレンが生まれてきてすぐに体つきを見ながら、「この子は手が長いからバスケットボールかアメリカンフットボールですごい選手になる」と確信していたそうです。
しかし、そこは暴力・恐喝・ドラッグ・売春などが蔓延している中で育ち、アレンが生まれて数年後、父親がドラッグ所持容疑で捕まり、生活は水道や電気が止められ苦しい状況に陥るなど、決してスポーツをするのに恵まれた環境ではありませんでした。
また、アレンの高校時代ではボーリング場での白人vs黒人の乱闘事件に巻き込まれ懲役15年を言い渡される事件がありました。
親や周りの人の証言もあり、アレンは事件に関わっていないことが証明されすぐ釈放されるが、問題児というレッテルを張られたアレンは誤解されることが多かったです。
その後、「問題児のレッテル」を張られたまま何とか大学に入ることができ、卒業後はNBAシクサーズにドラフト指名され入団するが、NBAのファンや関係者からは「問題児の上に、こんな小さいやつでやっていけるのか」という「疑問=Question」が生まれていました・・・
【アレン・アイバーソンはジョーダンを引退に追い込んだ!?】
アレンは入団し、さっそく得点王4回受賞の頭角を現します。
ルーキーながらリーグ6位の1試合平均23.5得点、5試合連続40得点などの活躍でルーキー・オブ・ザイヤーに選ばれました。
このような数ある得点の内、大多数を占めた得点パターンが「クロスオーバー」で相手を抜いてからの得点です。
クロスオーバーはアレンの代名詞と言ってもよいほどで、1on1で相手を左右に揺さぶり逆を突いて抜き去るクロスオーバーはKILLERクロスオーバーと言われていました。
当時、アレンのクロスオーバーは無敵で、バスケの神様であるマイケルジョーダンでさえ簡単に抜き去ってしまい、後にマイケルジョーダンが引退するきっかけを話す際、「アレンのクロスオーバーにやられたこと」を要因の一つとして挙げるほどでありました。
【ALLEN IVERSONはダンカー!?】
アレンはわずか身長183cmにもかかわらず、高さ・強さ共にとんでもないダンクを連発し、その身体能力の高さを周囲に知らしめて。
そのとんでもないダンクや前項で紹介したクロスオーバー映像がこちら↓↓↓
【アイバーソンはハートが強かった】
アレン・アイバーソンといえば、ハートの強さで有名です。
NBAの平均身長202cm、そんな中で身長183cmのアレンがゴール下に突っ込んでいってもはじき飛ばされるのがほとんどです。
ですが、諦めず果敢に何度も何度もアタックしていったのです。
彼はおかげで怪我だらけでしたがゴールにアタックすることは決してやめませんでした。
そんなアレンのいくつかの熱い格言がこちら。
[I’d rather have more heart than talent any day.]
才能よりも常に勇気をもっていたい
[I don’t play it with my size, I just play with my heart.]
身体のサイズではなく、心でプレーする
【アレン・アイバーソンのプレーに対しての周りの反応は!?】
入団当初、アレンに対して、「問題児だし、身長の低い選手は活躍できないないんじゃないか」という「疑問=QUESTION」が多くささやかれましたが、1年目で新人王、3年目で得点王、ゴールに果敢にアタックする姿、ルーキーのアイバーソンがマイケル・ジョーダンに勝負を挑み、華麗なクロスオーバーでジョーダンを抜き去ってゴールを奪ったことなど、活躍を疑う声に対してアレンはプレーで答えを見せつけた事により、「今のアレンこそがその疑問の答え「The Answer」だ」と周りの反応が変わり、彼は「THE ANSWER」と呼ばれるようになったのです。
【まとめ】
いかがでしたか?
小さい身体を補って余りある「熱く」「大きな」”heart=勇気”を重視し、スタープレイヤー相手にも果敢にアタックをし続けたアイバーソン。
そんな彼だからこそ、答えと呼ばれることができたんですね。
ALLEN IVERSONは小さな巨人と呼ばれることもあります。
そんな彼みたく身体のサイズではなく、心で勝負できるようになりたいですね。
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