【NBAニュース】クリッパーズがロンドとビバリーらをトレードしエリックブラッドソーを獲得

『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、ロサンゼルス・クリッパーズがメンフィス・グリズリーズとのトレードで、パトリック・ベバリー、ラジョン・ロンド、ダニエル・オトゥルと引き換えに、エリック・ブレッドソーを獲得するようだと発表されました。

ベテランのベバリーとロンドは昨季、クリッパーズが球団初のウェスタン・カンファレンス・ファイナルに駒を進めるのに貢献しているベテランです。

2010年のドラフトでクリッパーズに指名された31歳のブレッドソーは昨季、ニューオーリンズ・ペリカンズで平均12.2得点、3.4リバウンドを記録しました。

Contents

【エリック・ブレッドソーのプロフィール】

Eric Bledsoe traded from Grizzlies to Clippers for four players - Insider  Voice

本名:エリック・ブレッドソー(Eric Bledsoe)

【誕生日】1989年12月9日
【出身地】アメリカ合衆国
【身長】185cm
【体重】88kg
【所属】ロスアンゼルス・クリッパーズ
【背番号】6番
【ポジション】PG

エリック・ブレッドソーはアラバマ州出身の選手で、高校最終学年では小柄なPGでありながら、シーズンを通して平均20.3得点9.4リバウンド11.5アシストを記録しており、その年のリクルーターの成績でもPG部門で全米3位といわれるほどの実力者でした。

大学はケンタッキー大学に進学し、1年時から出場を果たしルーキーシーズンの平均で11.3得点3.1リバウンド2.9アシストを記録するなど、ケンタッキー大学黄金世代と言われていたの35勝3敗の基盤を作りました。得点面では20試合以上で二けた得点を記録しており、ジョン・ウォールと共にPGとSGのポジションを自由自在に変えてもいました。その後大学を1年プレイしただけでNBAにアーリーエントリーを行い、2010年のNBAドラフトで全体18位でオクラホマシティ・サンダーに指名されました。

2010年のNBAドラフトで全体18位でオクラホマシティ・サンダーに指名されたエリック・ブレッドソーは、直ぐにロスアンゼルス・クリッパーズに移籍しNBAキャリアをスタートさせました。しかし1年目2年目とバロンデイビスやクリスポールの控えPGとしてなかなか日の出を浴びる機会に恵まれせんでした。その後2013年にフェニックス・サンズに移籍し、スタートPGとなりチームの中心選手としてプレーしました。2013年14年シーズンはケガの影響でMIPこと逃したものの、平均17.1得点を記録するなど昔の輝きを取り戻したかに見えたシーズンとなりました。

その後膝の前十字靭帯断裂をするなどケガに見舞われることが多く、確りとコートに立てるようになったのは2016-17年シーズンで、シーズン中には40得点、41得点と得点を量産しました。その後チームの負けが込む状況から、ツイッターで「もうこんなチームでプレーしたくない」といった旨趣の書き込みをしたことでチームから追放され、ミルウォーキー・バックスに移籍しました。

しかしミルウォーキー・バックス移籍後は持ち前の得点力とPGとしての視野を武器にチームに貢献し、今やミルウォーキー・バックスの攻撃的PGとしてその存在を示しています。身長185センチながら、202センチのウイングスパンをいかして、両手で数多くのダンクを決めることが出来、またディフェンス面でもその長いリーチでスティールやブロックを量産する選手です。

バックスからメンフィス・グリズリーズに移籍した後にドラフト指名されたロスアンゼルス・クリッパーズに2021年8月に戻りました。

更にエリック・ブレッドソーについて知りたい人はこちらの記事もご確認ください!

おすすめ記事 → レブロンジェームズが不動の人気を勝ち取った3つの理由

おすすめ記事 → ジェームスハーデンに学ぶ!ユーロステップのコツ3選

【フリーエージェントの種類】

そもそもFA(フリーエージェント)とは、契約期間の終了などでどのチームにも所属していない状態の選手のことを指します。フリーエージェントには大きく分けて2つのの種類があります。また制限付きのFAの中にさらに2つほど種類があります。

★制限なしフリーエージェント(Unristricted Free Agent)

どのチームとでも自由に契約することが可能で、現所属チームはそれを制限することができない契約で、選手自身が去就の判断を握っている形となります。

★制限付きフリーエージェント(Ristricted Free Agent)

基本的にはどのチームでも契約を結べますが、現所属チームが”優先権”を所持しており、それを行使した場合は選手をチームに残留させることが可能な契約です。例えば、制限付きFA選手が他チームとの契約に合意した場合、前所属チームはその契約内容が記載されたオファーシートを受け取り、そこにマッチ(同じ内容での契約)することで選手をチームに留めさせることが可能です。

この時にチームに留めさせる方法として(制限付きのFAにさせる方法として)クオリファイング・オファーというものがあります。クオリファイング・オファーはいわばチームが選手に贈るラブレターのようなもので、「チームに残留してほしい」という1年間の期間がついたチームの意思表示になります。チームがクオリファイング・オファーを提示した場合に選手は制限付きFAとなります。

・チームオプションでのFA

チームに所属する選手全員を制限付きのできるわけではなく、制限付きのFAにするには以下の3つの条件に1つでも当てはまっていることが必要です。

1、ドラフト1巡目指名でルーキースケール契約の4年目を終了した選手

2、NBA在籍1〜3年目のシーズンを終了したFA選手

3、シーズンで15日以上チームに帯同した2WAY契約の選手

上記で説明した通り、クオリファイング・オファーを受けっとった選手のみが制限付きのFAとなります。

・プレイヤーオプションでのFA

プレイヤーオプションのFAの場合は、文字通り選手に選択権がありFAを行使するかしないかを決めることが出来ます。プレイヤーオプションを行使する際に重要なポイントは、契約を結んだときに決まった(チーム側が提示した)自分の価値と、現マーケットでの自分の価値がどうなっているのかが重要になります。プレイヤーは今の契約よりも、より良い条件が貰えそうな場合はプレイヤーオプションを破棄(オプトアウト)して制限なしのFAになることが一般的と言われています。

About 餅つきうさぎ 1264 Articles
中学時代にアメリカでバスケを経験し、日本人にはない独特のプレイスタイルでバスケを楽しんでいる。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*