【NBAニュース】ニコラ・ヨキッチがNBA2022-23年シーズンのファイナルMVPを受賞

月12日(日本時間13日)に行われたNBAファイナル2023第5戦、マイアミ・ヒート対デンバー・ナゲッツの一戦は、ナゲッツが94-89で勝利し、シリーズ4勝1敗として球団初優勝を飾りました。この日の試合で28得点、16リバウンドを記録したナゲッツのニコラ・ヨキッチは、ファイナルMVPを受賞し、ビル・ラッセル・トロフィーを手にしています。

試合後、ヨキッチが報道陣の質疑に応じており以下、引用です。

――ドラフト41位指名からここまで素晴らしい旅路だった。今の感情は?

良い気分だよ。僕らは仕事をなし遂げた。僕たちは最高のバスケットボールをしたと思う。ポストシーズンはそうじゃなかったけど、僕らは最高のバスケットボールをしてきた。今日はショットが決まらなかったけど、それでも守った。

素晴らしい旅路だったと思う。確かに41位指名だったけど、それはたいしたことじゃない。ここにいれば、選手であることは変わらないんだ。ドラフト指名外でもまだプレイし、勝利に貢献している選手たちもいる。

――よくMVPは気にしておらず、望むのは優勝と言っていた。MVPやファイナルMVPと比べ、この優勝は自分にとってどんな意味か。そして、将来を見据えて、このチームには何ができるだろうか。今後数年はスターティングラインナップが固定できると思うが。

それは知らなかったな。素晴らしいことだね。でも正直、来年のことは考えていない。シーズンに備えられるように、コーチに数週間休みを増やしてくれと頼むさ…冗談だったんだけど、みんな笑わなかったね。

でも、僕らはスターティングユニットだけじゃない。チーム全体が大事なんだ。初日からこのチームはそれが違った。そう感じたんだ。違うエナジーを感じた。それから毎日同じ気分だ。僕は本当に楽観的じゃないんだけど、それが僕らは何かをやれるという希望になった。

――ロサンゼルス・レイカーズとのカンファレンス・セミファイナルで勝利した時に、もっと多くのことを感じずに驚いたと言っていた。今の気分はどうか。

僕らは仕事を成功させた。すべてに勝った。素晴らしい気分だ。でも以前言ったように、それが世界のすべてじゃない。確かに僕は勝った。僕じゃなく、僕らが勝った、だね。だけどそれでも、世界にはまだ最も大事なことがあると思う。自分が好きなこと、やりたいことはたくさんある。きっとそれは普通のことじゃないかな。仕事が好きな人なんていないさ。いるかもしれないけどね。そういう人たちは嘘つきさ(笑)

でも、誰も信じていなかったことをなし遂げたのは良い気分だよ。とにかく僕たちが、球団が、デンバー・ナゲッツが、僕らのことを信じたのが大切なんだ。すべての選手がお互いを信じた。それが最も大切なことだと思う。

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【2023年NBAファイナル最優秀選手賞(MVP賞):ニコラ・ヨキッチ】

ニコラ・ヨキッチ (Nikola Jokic)

【誕生日】1995年2月19日
【出身地】セルビア
【身長】208cm
【体重】113kg
【所属】デンバー・ナゲッツ
【背番号】15番
【ポジション】C/PF

  • 2×NBAシーズンMVP (2021, 2022)
  • 4× NBAオールスター (2019-2022)
  • 2× オールNBAファーストチーム (2019, 2021)
  • オールNBAセカンドチーム (2020)
  • NBAオールルーキー・ファーストチーム (2016)
  • ABAリーグMVP (2015)

ニコラ・ヨキッチはセルビア出身のプロバスケットボール選手で、2014年FIBAバスケットボール・ワールドカップでセルビア代表に初招集された準優勝に貢献したことを皮切りに、セルビア国内のABAリーグで頭角を現し、2016年リオデジャネイロオリンピックでも銀メダル獲得に貢献するほど、今セルビアで最も有名な選手の1人です。

身長は208センチといわゆるセブンフッターではないものの、ウィングスパンが221センチと長く、またガード並みのアシストができる選手として活躍しています。

NBAには2014年のドラフトで41位と下位でのドラフトになりましたが、2014-2015年シーズンでセルビアのABAリーグのMVPに選出されるなど、若くしてNBAへの門が開けた選手の1人となります。

更に詳しくニコラ・ヨキッチについて知りたい人は、こちらをクリックして更にまとめた記事をご確認ください!

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中学時代にアメリカでバスケを経験し、日本人にはない独特のプレイスタイルでバスケを楽しんでいる。

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