2019年11月25日、Bリーグが2018-2019シーズンの決算概要を発表しました。
Bリーグにおける決算発表は、
「情報を積極的に開示しスポーツ界全体の発展に役立てる」
「クラブの透明性を高めステークホルダーからの信頼を向上させる」
「他クラブの状況を把握しクラブ経営の改善に利用する」
上記3つが目的となっています。
2018-2019シーズン(2018年度)の営業収入は221億円(B1:166億円/B1平均:9.2億円/B2:54億円/B2平均:3.0億円)となっており、リーグ発足前に比べ2.7倍に増加しています。
そのうち、12億円を超えたチームは下記の5チームとなりました。
千葉ジェッツ(約17.6億円)
シーホース三河(約16.2億)
アルバルク東京(約13.7億)
宇都宮ブレックス(約13.7億)
大阪エヴェッサ(約13.6億)
千葉ジェッツに関しては、スポンサー収入が高いのはもちろんですが、観客動員数がBリーグトップクラスのため入場料収入の部分でも高い収入を得る結果となっています。
また、バスケ業界全体(BリーグとJBAの合計)の営業収入は、2020-2021シーズン終了時で営業収入300億円という目標と掲げていましたが、2シーズン前倒しで308億円を達成しました。2019-2020シーズン(今年度)の営業収入は258億円(B1:193億円/B2:65億円)を見込んでいるとのことです。
※Bリーグはリリースを通して「3月決算など決算期間とシーズンが同じでないクラブがある(アルバルク東京・サンロッカーズ渋谷・川崎ブレイブサンダース・新潟アルビレックスBB・三遠ネオフェニックス・シーホース三河・名古屋ダイヤモンドドルフィンズ・大阪エヴェッサ・山形ワイヴァンス・Fイーグルス名古屋)」
「川崎ブレイブサンダースはクラブ運営を2018年7月に現会社へ承継しており、数値には承継前3カ月間のクラブ運営にかかる収入・一部費用等が含まれていない」と併せて発表している。
日本のバスケ業界、Bリーグは確実にうなぎ登りとなっているのは間違いないでしょう。Bリーグは2026年に新しいライセンスを計画しています。その基準が、
・平均来場者数4,000人
・営業収入12億円
上記の2つを超えているチームを新基準として掲げようとしています。既に千葉ジェッツと宇都宮ブレックスは上記の基準を満たしているチームとなっています。
今後の日本バスケ業界の盛り上がりに期待しましょう。
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【B1所属選手の平均年収】
Bリーグ発足から3年。目標に掲げていた営業収入を2シーズン前倒しで達成する勢いで伸びてきています。
今後の新たな施策や対応にも注目が集まっていくことでしょう。
この営業収入が伸びてきていることにより、Bリーグに所属している選手たちの収入もアップしてきています。昨年度(2018年度)の営業収入アップの影響もあり、今年度(2019年度)B1所属選手の基本報酬平均はBリーグ発足時から約2倍の1,610万円(昨対比プラス22.9%)となるとのことです。
また、Bリーグ所属の日本代表選手の今年度の平均年俸は4,540万円。この数字もBリーグ発足時と比較すると2.2倍とアップしてきています。
年俸アップの代表としても言えるのが千葉ジェッツ所属の富樫勇樹です。今年の6月にはチームと1億円の契約を締結しています。日本人選手として1億円を超える年俸契約を果たしたのは初めての選手となりました。
このような高額な年俸を選手に支払っていけるようになっているのも、Bリーグ所属のチームの努力に加えて日本代表の活躍が背景にもなっていることでしょう。
Bリーグ発足時と比べて入場者数が順調に伸びており、昨年度(2018年度)は259万人を達成しています。千葉ジェッツと宇都宮ブレックスに関しては1試合平均で4,000人を超える来場者数を記録しています。
この入場者数の増加などに伴って、入場料収入やスポンサー収入が増加傾向になっているのは間違いありません。
数年もすれば、野球やサッカーと並んで日本国内でも有力なスポーツになる可能性を持っていますね。今後の日本バスケ界・Bリーグに注目してみてください。
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