デイミアン・リラードは2020-21年シーズンもチームをプレイオフに進ませ、プレイオフでも超人的なシュートの連続でチームを鼓舞し続けました。プレイオフ1回戦を通したスタッツは脅威の平均34.3得点、10.2アシストでスリーポイント成功率は多くのクラッチシュートやロングディスタンスシュートを放ちながら約45%と高いパーセントを保持しました。
そんな中プレイオフ1回戦敗退が決まった試合終了後、「ESPN」のロイス・ヤング記者にチームに新たな動きが必要か問われたリラードは、包み隠すことなく、ブレイザーズが「不十分だ」と答えました。以下本文和訳です。
「俺たちはチャンピオンシップを勝ち取ることができなかった。つまり、現在の俺たちでは明らかに不十分ということになる。抜本的な大改革が行われるのか、(従来同様の)変更がなされるのか、そもそもその可能性があるのかもわからないけれど、足りていないことは間違いない。スターティングポイントガードおよびシューティングガードが不在のあのチーム(ナゲッツ)に対して、俺たちは及んでいなかった。俺たちの現在地は、明らかにチャンピオンシップ獲得に値しない。」
その一方でチームメイトもしっかりと気にかけており、「今シーズンは多くの怪我人を出しながらも、戦い抜いた。いくつもの逆境を経験したが、真のチームのようにともに過ごしたんだ。俺たちは戦いにいった。だから、言い訳をすることはないんだ」とも語っており、チームへのフォローも忘れていない。
しかし、そのフォローもあるがデイミアン・リラードの目指す頂点にはまだまだ大きな課題が山積されており、果たしてデイミアン・リラードがポートランドに留まるのか、それともいよいよ優勝を目指して移籍をするのか注目が集まります。
実際に現在チームは2012年8月7日から、球団通算14人目のヘッドコーチに就任したテリー・ストッツ・ヘッドコーチと合意の上で退任したと発表もしており、またその数日前にはリラード自身のSNSに「いつまで献身的でいればいいのか、準備と機会が見合うのいつなのか」と投稿するなど、チームへ対する不満の表れであることは想像できます。
孤軍奮闘のエースは以前クリッパーズのポール・ジョージに対して、「そうやってチームを変え続ければいいさ」とも語っており、ポートランドを誰よりも愛して今後もキャリアを終わらせたいと思っていることも知られていますが、それ以上にチームの状況や優勝への道のりが遠いのも事実で、デイミアン・リラードがどのような決断を下すのか注目です。
–
–
おすすめ記事 → 履きたくなること間違いなし!NBA選手のバッシュ~アディダス編~
おすすめ記事 → 履きたくなること間違いなし!NBA選手のバッシュ~ジョーダン編~
–
–
Contents
【デイミアン・リラードのプロフィール】
本名:デイミアン・リラード(Damian Lillard)
【誕生日】1990年7月15日
【出身地】アメリカ合衆国 カリフォルニア州
【身長】191cm
【体重】88kg
【所属】ポートランド・トレイルブレイザーズ
【背番号】0番
【ポジション】ポイントガード
- 6×NBAオールスターゲーム出場 : 2014, 2015, 2018-2021
- 新人王 : 2013
- NBAオールルーキーチーム 1stチーム : 2013
- 2×NBAスキルチャレンジ優勝 : 2013, 2014
- オールNBAチーム
- 1stチーム : 2018
- 3×2ndチーム : 2016, 2019, 2020
- 3rdチーム : 2014
- オールアメリカンサードチーム – AP、NABC(英語版) : 2012
- 2×ビッグスカイ年間最優秀選手(英語版) : 2010, 2012
- ビッグスカイフレッシュマン・オブ・ザ・イヤー : 2009
- 3×オールビッグスカイファーストチーム : 2019, 2010, 2012
- No.1 ウィーバー州立大学永久欠番
デイミアン・リラードは、ウィーバー州立大学を卒業後、2012NBAドラフトにおいて6位指名でポートランド・トレイルブレイザーズに入団を果たしました。
またデイミアン・リラードは、NBAドラフトにアーリーエントリーはしておらず、ウィーバー州立大学で4年間プレーした後、NBA入りをしている選手です。
2012-2013NBAシーズンのデビュー戦では、23得点11アシストといきなりのダブルダブルを記録しています。
ルーキーシーズンから活躍の場を広げていったデイミアン・リラードは、2013NBA新人王も獲得することになりました。しかも、NBA史上4人目となる満票での獲得となっています。
さらにデイミアン・リラードの魅力について知りたい人は、こちらの記事もご確認ください!
Leave a Reply