今までHOOPS JAPANでは多くの選手やチームをご紹介してきましたが、今回はNBAへの登竜門となっているアメリカの大学バスケットボール事情についてご紹介します。
アメリカの大学バスケで注目される大会は毎年春に行われる全米大学体育協会(NCAA)が主催する男子バスケットボール大会である、NCAAディビジョンⅠ男子バスケットボールトーナメント(NCAA Division I Men’s Basketball Tournament)です。
現在の出場校はNCAAディビジョンIに所属する68校からなっており、マーチ・マッドネス(March Madness)、ビッグ・ダンス(Big Dance)とも呼ばれている全米中で注目されている大会になります。
筆者もよくNCAAトーナメント常連校と記したり、場受けの名門大学と記載したりいたことが多かったですが、NCAAトーナメントとはどんなチームで成り立っており、どういう仕組み化を調べてみたのでその内容を綴っていきたいと思います。
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Contents
NCAAとは…?
略称 | NCAA |
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設立 | 1906年9月 (Intercollegiate Athletic Association) 1910 (NCAA) |
法的地位 | Association |
本部 | インディアナポリス |
会員数 | 1,281校 |
会長 | マーク・エマート |
ウェブサイト | ncaa.org (administrative) ncaa.com (sports) |
NCAA(National Collegiate Athletic Association)は全米大学体育協会の頭文字であり、アメリカ大学スポーツ協会のことを指します。現在のNCAAは23の競技で90の大会を運営しており、全ての競技を合わせると、1,200以上の大学から4万人以上の選手が大会に参加している形になります。NCAAの競技に関わる選手の数は36万人ともいわれています。
その中でバスケットボールは男女共に3ディビジョンごとに分かれています。
男子
ディビジョンI (1939-)、ディビジョンII (1957-)、ディビジョンIII (1975-)
女子
ディビジョンI (1982-)、ディビジョンII (1982-)、ディビジョンIII (1982-)
この中で毎年春に行われる全米中で注目されているのhが、NCAAディビジョンⅠ男子バスケットボールトーナメントとなります。
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NCAA男子バスケットボールトーナメントとは?
出場校はNCAAディビジョンIに所属する68校で、勝ち残り式でのトーナメント方式で優勝を争う大会です。出場資格は全国32カンファレンスのプレイオフトーナメント優勝校及び、選定委員会による一般選出36校に出場権が与えられます。
合計68校でのトーナメントは4つの地区に分かれ、⦅※この「地区」は、カンファレンスや地理的な情報は第1シード校以外は反映されない)単純に4分割されます。基本的には7回戦制だがにはなりますが、0回戦(プレイインゲーム)にあたる「ファースト・フォー」は8校のみで行われます。その後は2回戦ごとに会場を変え、4回戦は地区決勝(カンファレンスファイナル)に相当します。4月に行われる「ファイナル・フォー」(準決勝・優勝決定戦、これも同一会場)により優勝校を決めます。
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NCAAディビジョンⅠ男子バスケットボールトーナメント出場校の選定方法
NCAAディビジョンⅠ男子バスケットボールトーナメントは、カレッジバスケットボールの各カンファレンスの、レギュラーシーズンの後に行われる全国プレイオフないしは全国大会的な要素を果たしています。
出場校のうち32校は各カンファレンスがレギュラーシーズン終了後に行うプレイオフトーナメントの優勝校であり、優勝校は自動選出される仕組みとなっています。残る36校は一般選出(アットラージ)として、NCAAが任命する選定委員会が選定する方式をとっています。選定委員会は全校を対象にしたランキングを作成し、自動選出校を除いた上位36校に一般選出としての出場権が与えられます。
出場校は4地区に振り分けられ、選定委員会のランキングに基づき各地区の第1シードから第16シードに割り振られます。シード順位に応じた組み合わせに基づきトーナメントの試合日程が組まれる形となります。
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カンファレンス
カンファレンス (conference) とは、いくつかのスポーツチームで構成されるリーグのことを指します。日本で言えば野球の東京六大学、東都大学野球リーグ、アメリカンフットボールの関東学生アメリカンフットボールリーグ、関西学生アメリカンフットボールリーグなどのリーグなどのようなものを指します。
基本的にはこれらのカンファレンスはNCAAに所属している場合が多いですが、小規模な学校のみのカンファレンスの中には、National Association of Intercollegiate Athletics (NAIA) というNCAAと同じような組織(日本でいう体育会のようなもの)に所属しているものもあるあります。
因みにですが多くのカンファレンスは大学スポーツの全てをカバーしているものの、中にはバスケットボールのみのカンファレンス、ホッケーのみのカンファレンスなども存在しています。同じ大学でもスポーツによって所属カンファレンスが異なることもあります。
カンファレンスは色々な種類のカンファレンスがありますが、有名どころは以下のようなカンファレンスがあります。
- アトランティック・コースト・カンファレンス (Atlantic Coast Conference, ACC)
- ビッグ・テン・カンファレンス (Big Ten Conference, Big Ten)
- ビッグ12カンファレンス (Big 12 Conference, Big 12)
- パシフィック12カンファレンス (Pacific-12 Conference, Pac-12)
- サウスイースタン・カンファレンス (Southeastern Conference, SEC)
- ビッグ・イースト・カンファレンス (Big East Conference、Big East)
また伝統的な理由で一部もしくは全部の種目について、あえてどのカンファレンスにも所属せず独立校を貫く大学もあります。
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