どうもはじめまして。簡単に自己紹介をさせて頂きます。
この度記事を書くお手伝いをさせて頂くことになりました「櫻井礼貴(さくらいあやき)」と申します。
宮城県石巻市出身で、バスケットボールは小学3年生から高校卒業まで続けていました。
現在は、大阪市内の病院で「理学療法士」として勤務をしています。仕事内容は脳卒中後や骨折等のリハビリテーションがメインです。専門は脳血管疾患です(脳卒中認定理学療法士取得)。
昨今、インターネットやSNSの普及でいつでもどこでも情報を得られる社会になっています。バスケットボールの知識や技術も同様に,書籍やブログだけでなくYouTubeやInstagram等のコンテンツが急増しています。
そういった情報がありふれた中で、「何が真実で何が偽か」、「なぜそのトレーニングが必要か」という事を“選択する力”が問われる時代になりつつあります。
なのでここでは「科学的に」「合理的に」医学の知識を交えて解説していこうと思います。
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さて本題に戻ります。
新型コロナウイルスの影響で世間も何か異様な雰囲気の中、「stay home お家に居よう」とスローガンを掲げ自宅で過ごす時間が長く退屈しているバスケットボーラーもとても多いかと思います。
「体幹を鍛える」
単刀直入に、これは必要不可欠です。バスケットボールに関わらず、スポーツ全般に言われる事かと思います。一般的に体幹を鍛えることでもたらす効果は「姿勢が良くなる」「当たりに強くなる」「フィジカルが強くなる」「動きがぶれずに安定する」等々が挙げられます。
私も学生で部活動をやっていた際、コーチや先輩に「フィジカルを強くする為に体幹を鍛えろ!」「もっとインナーマッスルを鍛えろ!」と強く言われ、翌朝腹筋が痛すぎてベッドから起き上がる事ができないくらい腹筋トレーニングをした覚えがあります。
“辛いだけで意味の無い非効率な体幹トレーニング”を読者に経験して欲しくないです.そこで“科学的にフィジカル強化ができる体幹トレーニング法”をお伝えしていきます。
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Contents
【体幹って何?&体幹を鍛える闇】
体幹(trunk)とは、頭(head)・頸(neck)・胸(chest)・腹(abdomen)の4部に分類されます。それらは、脊柱(頸椎、胸椎、腰椎)・胸郭(肋骨、胸骨)・骨盤帯(仙骨、腸骨、寛骨、坐骨、尾骨)に分けられます。
その骨格に付着する筋肉で体幹強化、フィジカル強化に必要と有名なインナーマッスルが「腹横筋」「多裂筋」「内・外腹斜筋」「骨盤底筋群」と言われています。
我々の業界ではコア(core:核)、コアマッスル、コアコントロールと言ったりします。
体幹にあるコアを鍛える事で体幹の安定性が向上し,崩れにくくなることが期待できます。
しかし,“体幹を鍛えて本当に良いのか?”
と、疑問を抱けるかどうかが辛い思いをするか機能的な体幹を獲得できるかが分かれ目です。
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【体幹を鍛えると動きが鈍くなる】
よく例えるのは元プロ野球選手の「清原和博」と「イチロー」です。
清原は、西武時代は高卒で新人王を獲得する程の一流の選手でしたが、巨人に移籍後肉体改造を行いケガが非常に多くなりました。写真を見て視線からすると恐らくホームラン級の打球と思いますが、体幹はほとんど捻じれる事無く腕のパワーだけで振っていますね。
一方、イチローは背中が見える程の体幹の柔軟性を持ってスイングをしています。改めて言うまでもなく非常にケガの少ない選手だったので、現役生活も長く数多くの試合に出場出来た事で多くの記録も残しています。
“柔は剛を制す”とはまさにこの事。
「体幹強化=当たり負けしない」と考えると身体は硬くなります。清原がデッドボールを跳ね返す様に、確かに鍛え上げれば強靭になりますが、身体が硬くなってスピードが落ちたり、ハンドリングスキルが落ちたりするのは嫌ですよね。
“真の体幹強化とは受け流す事が出来る”ということです。
昨年も大型台風が日本を直撃したように、「硬い杉や鉄塔は折れるが、しなる竹は折れません」でした。
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【目指したい体幹:レブロン・ジェームス、リオネル・メッシ】
レブロンジェームス・リオネルメッシはどちらも超一流アスリートではありますが、どこか下腹部がボテッと出ている様に見てとれます。
彼らはガチガチに筋肉で体幹を固めているのでは無く、相手とコンタクトする瞬間のみ力を入れたり受け流したりする事ができる体幹を持っています。
それが“コア”を高めているからボテッとしたお腹をしてます。
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【究極の体幹:四肢欠損症患者】
生まれながら手足の無い患者はこれだけダイナミックに体幹を使い動かすことが出来ます。
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【体幹を鍛える?①のまとめ】
●体幹って何?&体幹を鍛える闇
●体幹を鍛えると動きが鈍くなる
●目指したい体幹:レブロン・ジェームス、リオネル・メッシ
●究極の体幹:四肢欠損症患者
スポーツ選手として機能的な体幹を・腹筋を鍛える思考はいかがだったでしょうか?
ただ見せるだけの体幹・腹筋は別ですが、従来の固める体幹トレーニングを今一度疑い、柔軟性を保つ機能的な体幹トレーニングを実践してバスケットボールスキルの向上に繋がれば幸いです。
体幹のもっと科学的な知識や実際のトレーニング法について今後続きを書いていく予定ですので、今後ともお付き合いよろしくお願いします。
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