
こんにちはcoach”T”です。
今回もシカゴブルズ、ロサンゼルスレイカーズの黄金時代で伝説的に有名な「トライアングルオフェンス」について紹介していきたいと思います。
トライアングルオフェンスはプレーヤーの動きのみならず、選手としての在り方やコーチとしての在り方にまで言及している素晴らしい理論です。
前回の記事をご覧になっていない方はこちらも読んでみてください。
今回も絶版となっている「トライアングルオフェンス」から抜粋してファストブレイク(ファーストブレイク)についてご紹介していきます。
--------------------
HOOPS JAPANではYouTubeチャンネルを開設しました!ぜひチャンネル登録お願いしますm(__)m
おすすめ記事 → 履きたくなること間違いなし!日本人向けバッシュ~アシックス編~
おすすめ記事 → 履きたくなること間違いなし!NBA選手のバッシュ~ナイキ編~
Contents
指導者必見!「トライアングルオフェンス」の全て①:ファストブレイク(ファーストブレイク)を指導する目的
ここでいうファストブレイク(ファーストブレイク)は写真のような3線速攻を指しています。
このファストブレイク(ファーストブレイク)を成功させる鍵は「スピードがありながらコントロールされている事」と本書では述べていますが、ファストブレイク(ファーストブレイク)を指導する目的はこの
コントロールされたスピードを上げる事
であり、コントロールされたスピードが速ければ速いほどいいプレイヤーだと言えます。
近頃の日本で言われるところの「グッドスピード」と言われるスピードですね。
また、個々のプレイヤーがファストブレイク(ファーストブレイク)のチャンスが来た時に、「チャンスだ」と認識できるようになるためにファストブレイク(ファーストブレイク)の練習を積んでおく必要があります。
本書においてこの章を読んでから過去のトライアングルオフェンスを用いているレイカーズの試合を見返すと若いころのコービーブライアントのファストブレイク(ファーストブレイク)への意識の高さ、嗅覚がうかがえます。
おすすめ記事 → バスケでドリブルの達人になるための12の練習メニュー
おすすめ記事 → バスケでオフェンス力を劇的に上げるハンドリング練習まとめ
指導者必見!「トライアングルオフェンス」の全て②:ファストブレイクのチャンスにつながるシチュエーション
ファストブレイク(ファーストブレイク)のチャンスにつながるシチュエーションは以下の5つと本書では言われています。
・インターセプション
・アウトオブバウンズ(エンドラインからのスローイン)
・フリースロー
・ジャンプボールシチュエーション(考案された時代による)
・ディフェンシブリバウンドからのファストブレイク
特にインターセプションとディフェンシブリバウンドからのファストブレイクが重要視されています。
インターセプションではファストブレイクはディフェンスの段階から始まっていて、ディフェンスの段階からオフェンスプレーヤーとボールの両方を視野に入れたポジションをとることでルーズボールへの対応も速くなり、それによってインターセプションの機会を増やすことができ、ファストブレイクアタックを続けることは相手チームにプレッシャーを与え続ける事につながると述べられています。
このファストブレイクの考え方を基にチームに指導をおこなった学年はファストブレイク→セカンダリーブレイクが上手なチームになりました。
トライアングルオフェンス自体がセカンダリーブレイクから入っていきやすい流れになっているので、そのまま素早くセットオフェンスに入っていくことができるようになるのもファストブレイク(ファーストブレイク)を指導するにあたってのメリットの1つともいえるでしょう。→いちいちポジションをセットしなおさなくてもそのままトライアングルオフェンスに入れます。
おすすめ記事 → バスケで綺麗なシュートフォームを身につける方法を徹底解説!
おすすめ記事 → バスケマン必見!綺麗なシュートフォーム7つのポイント
指導者必見!「トライアングルオフェンス」の全て③:ファストブレイクドリル
5人のファストブレイクドリル
通常の5メンの形で並び、真ん中のがボールをバックボードにぶつけてリバウンドをし、両サイドへアウトレットパスをします。その際ミドルレーンの二人はアウトレットパスの邪魔をしますが、その後真ん中にいる3人が残り1つの空いている3レーンに入ってファストブレイクをします。
残りの二人はトレーラーとしてミドルレーンを走ります。
このドリルをおこなうことで3レーンとトレーラーの役割分担を選手それぞれが判断をしながら形成していくことができます。それぞれのポジションにいることでの「チャンスはどこにあるのか」ということがわかるので選手それぞれの特性に応じてポジションチェンジも自分たちで考えておこなうことができるようになります。
速攻の上手なチームを作りたい指導者の方はぜひ使ってみてください。
おすすめ記事 → 【体幹トレーニング】バスケ好き必見!家で15分できる体幹!
おすすめ記事 → 【体幹トレーニング】バスケ好き必見!アメリカで行われている体幹トレーニング
指導者必見!「トライアングルオフェンス」の全て~まとめ~
いかがでしたか?
●指導者必見!「トライアングルオフェンス」の全て①:ファストブレイク(ファーストブレイク)を指導することで、速いスピードをコントロールできる選手の育成をする。
●指導者必見!「トライアングルオフェンス」の全て②:チャンスが生まれるシチュエーションを共通理解させる。特にインターせプションとディフェンシブリバウンドが重要。
●指導者必見!「トライアングルオフェンス」の全て③:5人のファストブレイクドリルで役割を認識して自分たちで判断できるチームへ!
次回はファンダメンタルについての考え方について紹介していきます。
次回もお楽しみにしていてください。
Instagramアカウント:coach “T”
Leave a Reply