【NBAニュース】NBAオールスターウィーク2020年を終えて

年に一度のNBAの祭典である、NBAオールスター2020が現地時間2月14日~16日までイリノイ州シカゴで行なわれ、大盛況のもと幕を閉じました。

今回はそんなNBAオールスター2020年のオールスターウィークを終えて、今回のNBAオールスターウィークを振り返ってみようと思います。

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Contents

【NBAライジングスターズ(14日)】

2月14日(日本時間15日)にイリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで行なわれた『NBAライジングスターズ』で、U.S.チームが後半に逆転をし151-131で勝利しを収めました。

ライジングスターMVPに輝いたのは、シャーロット・ホーネッツ所属のマイルズ・ブリッジズで20得点、5リバウンド、5アシストを記録しています。

試合は、前半両チームとも得点を重ねて点の取り合いになっている試合で、第2クォーター終了間際にドンチッチがハーフウェイラインからロング・3ポイントシュートを決めて81-71でワールドチームが10点リードしてハーフを折り返しました。

その後後半はチームU.S.がその点数をいとも簡単に巻き返し、第3Q残り3分を切ったところで遂にU.S.チームが逆転に成功して、115-105と10点をリードして最終クォーターを迎えました。その後結局、第4QもU.S.チームの勢いは衰えず、20点差にリードを広げて勝利を飾りました。

【NBAオールスターサタデーナイト(15日)】

TACO BELLスキルズチャレンジ

2月15日(日本時間16日)にイリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで行なわれたNBAオールスター2020のState Farmオールスター・サタデーナイト『2020 Taco Bell スキルズチャレンジ』で、 マイアミ・ヒートのバム・アデバヨが、チャンピオンシップラウンドでインディアナ・ペイサーズのドマンタス・サボニスを破って優勝しました。

【バム・アデバヨのプロフィール】

本名:バム・アデバヨ(Bam Adebayo)

【誕生日】1997年7月18日
【出身地】アメリカ合衆国
【身長】206cm
【体重】116kg
【所属】マイアミ・ヒート
【背番号】13番
【ポジション】PF/C

バム・アデバヨは高校時代から注目されている選手で、高校卒業時にはノースカロライナ州のミスターバスケットボールに選ばれており、ジョーダンブランドクラシックとマクドナルドオールアメリカンにも選出されている2016年の全米ではトップクラスの評価がされていた選手です。

大学は名門のケンタッキー大学に進学し、現サクラメント・キングスのディアーロン・フォックスと共にチームをけん引し、1年時からダブルダブルの活躍をするなど大学でもその存在感を示しました。1年を通して安定した得点力とリバウンド力を示したバム・アデバヨは、大学のルーキーシーズンを終えてNBAにアーリーエントリーを行い2017年に1巡目14位でマイアミ・ヒートに指名されました。

MTN DEW 3ポイントコンテスト

2月15日(日本時間16日)にイリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで行なわれたNBAオールスター2020の『2020 MTN DEW 3ポイントコンテスト』では、サクラメント・キングスのバディ・ヒールドがチャンピオンシップラウンドでフェニックス・サンズのデビン・ブッカーを破って優勝を果たしました。

【バディ・ヒールドのプロフィール】

本名:バディ・ヒールド(Buddy Hield)

【誕生日】1992年12月17日
【出身地】バハマ
【身長】196cm
【体重】96kg
【所属】サクラメント・キングス
【ポジション】SG

バディ・ヒールドは7人兄妹の5人目の兄弟として生まれバハマの高校で国内でも有数の選手として活躍する選手となりました。その活躍を見たアメリカの高校が、アメリカにバディ・ヒールドを呼び寄せアメリカの高校でもシーズンを通して約5割のシュート成功率を記録しその後オクラホマ大学に進学しました。

バディ・ヒールドは1年時からオクラホマ大学の選手として活躍をしました。2年時には頭角を表し平均16.5得点4.4アシストを記録しBig-12の2ndチームに選出されました。翌2014-2015シーズンも17.4得点5.4アシストと数字を伸ばし、Big-12の最優秀選手に選出されました。その後4年生となった2015-2016シーズンはさらに数字を伸ばして平均25得点5.7アシストを記録し、オスカー・ロバートソン賞やジョン・ウッデン賞、ジェリー・ウェスト賞を受賞するなど、NCAA史に名を残す結果を残しました。

AT&Tスラムダンク(ダンクコンテスト)

2月15日(日本時間16日)、NBAオールスター・サタデーナイトのAT&Tスラムダンク(ダンクコンテスト)では、マイアミ・ヒートのデリック・ジョーンズJr.が決勝でアーロン・ゴードンとの2回の延長戦を制して初優勝を果たしました。

【デリック・ジョーンズのプロフィール】

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本名:デリック・ジョーンズ(Derrick Jones Jr.)

【誕生日】1997年2月15日
【出身地】アメリカ合衆国
【身長】198cm
【体重】95kg
【所属】マイアミ・ヒート
【ポジション】SG/SF

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【第69回NBAオールスターゲーム(16日)】

2月16日(日本時間17日)にイリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで行なわれた第69回NBAオールスターゲームは、チーム・レブロンが第4クォーターで9点差をひっくり返し、157-155で熱戦を制しました。

各カンファレンスの最多得票を集めたロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズと、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボがそれぞれキャプテンに選ばれレブロン・ジェームズは16年連続16回目、ヤニス・アデトクンボは4年連続4回目のオールスター選出となりました。

また今回のオールスターゲームはクォーターごとに勝利チームを決めて勝者が選んだ慈善団体に寄付をする新たなフォーマットを採用し、チーム・レブロンはChicago Scholars、チーム・ヤニスがAfter School Mattersに賞金を寄付する形になりました。

NBAオールスターの新フォーマットの内容としては、最初の3クォーターはそれぞれ0-0からゲームをスタートし12分間で勝敗を決する形となります。第4クォーターは「ファイナル・ターゲット・スコア」(最終目標得点)が設定され、どちらかのチームがその点数に達するまで、時間無制限で争われるというものになります。

この新しい4クォーター制への変更は、18回のオールスター選出、史上最多タイの4回のオールスターMVPを受賞したコービー・ブライアントに敬意を表することと、試合終盤の興奮度を高めすべてのクォーターをチャリティに充てるという意図も含まれていました。

最初の各3クォーターの勝利チームが選んだ地域団体にはそれぞれ10万ドル(約1100万円)、合計30万ドル(約3300万円)が寄付され、最初の各3クォーターはそれぞれの12分間でより多く得点したチームが勝利チームとなり、またNBAオールスターゲームの勝利チーム(最終目標得点に先に到達したチーム)は、20万ドル(約2200万円)の寄付金を地域団体のために獲得するというのが今回の特別フォーマットとなっていました。

またオールスターゲーム当日には、先日急逝したコービー・ブライアントと娘のジアンナさん、その他7名の犠牲者への追悼の意を表するものとなっており、両チームの選手たちが犠牲者の9名を意味する9つの星のマークがついた特別ユニフォームを着用し試合に臨みました。

第1Qから白熱した点取り合戦となった試合は、試合開始から僅か6分間でカワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)が4本の3ポイントショットを成功させるなど、チーム全体でシュートが冴えわたったチーム・レブロンが53-41とリードを広げました。得点が0-0に戻されてスタートした第2クォーターの序盤は僅差の展開だったものの、トレーヤングのブザービーターなどもありチーム・ヤニスが51-30と大差を付けてクォーターを制しました。前半終了時点の合計得点は、チーム・レブロンが83点で、チーム・ヤニスが92点得点と結果的にチームヤニスが大きく点差を広げました。

第3クォーターはこれまでとは打って変わって僅差の展開とり、終始リードされていたチーム・レブロンが残り22.2秒にニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)の3Pで逆転に成功するものの、残り2.2秒でゴベアがアリウープ・ダンクを決めて再び41-41の同点とし、第3Qを終えました。第4Qは、チーム・ヤニスを9点差で追うチーム・レブロンが序盤から積極的なオフェンスでリズムを掴み、ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)の3Pで遂に146-146の同点に追いつき、その後は3度もの映像判定が導入されるプレイオフさながらの熱戦となりました。そして今年のオールスターゲームは、156-155からのプレイでフリースローのチャンスを得たデイビスが2投目のフリースローを決めて157-155とし、チーム・レブロンの逆転勝利が決まりました。

NBAオールスターゲームMVPから名称変更された『Kia NBAオールスターゲーム・コービー・ブライアントMVPアウォード』の最初の受賞者には、30得点、7リバウンド、4アシスト、14本中8本の3P成功という活躍を見せたレナードが選出されました。

【カワイ・レナードのプロフィール】

本名:カワイ・レナード(Kawhi Leonard)

【誕生日】1991年6月29日
【出身地】アメリカ合衆国
【身長】201cm
【体重】104kg
【所属】ロスアンジェルス・クリッパーズ
【背番号】2番
【ポジション】SF

カレッジ

  • NCAA オールアメリカンセカンドチーム : 2011
  • 2×オールMWCファーストチーム : 2010–2011
  • 2× オールMWCトーナメントチーム : 2010–2011
  • オールMWCディフェンシブチーム : 2011
  • MWC MVP : 2010
  • MWC 新人賞 : 2010

NBA

  • 2×NBAチャンピオン : 2014, 2019
  • 2×NBAファイナルMVP : 2014, 2019
  • スティール王 : 2015
  • オールNBAチーム
    • 2×1stチーム:2016, 2017
    • 2ndチーム : 2019
  • 2× NBA最優秀守備選手賞 : 2015, 2016
  • 3×NBAオールスターゲーム : 2016, 2017, 2019,2020
  • NBAオールルーキー1stチーム : 2012
  • 3×NBAオールディフェンシブ1stチーム : 2015, 2016, 2017
  • 2×NBAオールディフェンシブ2ndチーム : 2014, 2019

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中学時代にアメリカでバスケを経験し、日本人にはない独特のプレイスタイルでバスケを楽しんでいる。

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