【NBAニュース】セルティックス、ウィザーズ、グリズリーズがポルジンギスやスマートらを三角トレードが成立

『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、3チーム間のトレードでクリスタプス・ポルジンギスがボストン・セルティックスに加わり、ウィザーズはメンフィス・グリズリーズからタイアス・ジョーンズ、セルティックスからダニーロ・ガリナーリとマイク・マスカーラを獲得します。

一方、グリズリーズはセルティックスからマーカス・スマートを獲得し、今年のドラフト全体25位指名権と、ゴールデンステイト・ウォリアーズ経由の2024年ドラフトの1巡目指名権をセルティックに渡します。

セルティックス獲得

  • クリスタプス・ポルジンギス
  • 2023年ドラフト全体25位指名権(グリズリーズ経由)
  • 2024年ドラフト1巡目指名権(ウォリアーズ経由)

グリズリーズ獲得

  • マーカス・スマート

ウィザーズ獲得

  • タイアス・ジョーンズ
  • ダニーロ・ガリナーリ
  • マイク・マスカーラ
  • 2023年ドラフト全体25位指名権(セルティックス経由)

2022-2023シーズンのポルジンギスは、平均32.6分間のプレイで23.2得点、8.4リバウンド、2.7アシスト、1.5ブロックを記録しています。それまでの3シーズンは様々なケガで安定こそしませんでしたが、今季は健康でニューヨーク・ニックス時代の2016-2017シーズン(66試合)以来となる65試合出場を果たしました。

セルティックスに移籍となれば、ポルジンギスはジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、ロバート・ウィリアムズ三世といった選手が主軸のチームに加わるかたちとなります。

一方、NBA入りしてからの9シーズンをセルティックスで過ごしてきた29歳のスマートは、2022年に年間最優秀守備選手賞を受賞し、NBAハッスル賞を3回受賞(2019年、22年、23年)しています。またオールディフェンシブファーストチーム選出3回(2019年、20年、22年)と、ハードな守備とリーダーシップで評価されており、若いグリズリーズのヤングコアたちをまとめる役割期待をされています。

2022-23シーズンのスマートは、フィールドゴール成功率41.5%、3ポイントショット成功率33.6%で平均11.5得点、自己最多の6.3アシストを記録しており、グリズリーズに移籍すれば、開幕から25試合の出場停止処分を科されたジャ・モラントの穴を埋める存在となります。

27歳のジョーンズは、リーグ有数のバックアップ選手とみなされてきた。2022-23シーズンは80試合に出場しており、平均得点(10.3)とアシスト(5.2)、出場時間(24.3)で自己最多を記録しています。ウィザーズへの移籍は、リーダー的な役割を果たす準備ができたことを示す機会となり得ます。

ウォリアーズはフェニックス・サンズとのトレードでブラッドリー・ビールを放出し、引き換えにクリス・ポール、ランドリー・シャメット、アイザイア・トッド、複数のドラフト2巡目指名権を獲得すると報じられています。また、カイル・クーズマが2023-24シーズンのプレイヤーオプションを破棄してフリーエージェントになると言われており、ウィザースはチームの再建モードに突入しています。

おすすめ記事 →  21世紀最高のプレイヤーたちを輩出!今もなおNBA界を牽引する、2003年ドラフト組

おすすめ記事 →  繋げ!ジョーダン引退後のNBA界を支えた名選手が集まる1998年NBAドラフト組

Contents

【クリスタプス・ポルジンギスのプロフィール】

NBA Rumors: This Celtics-Wizards Trade Features Kristaps Porzingis

本名:クリスタプス・ポルジンギス (Kristaps Porzingis)

【誕生日】1995年8月2日
【出身地】ラトビア
【身長】221cm
【体重】109kg
【所属】ボストン・セルティックス
【ポジション】PF/C

  • NBAオールスターゲーム : 2018
  • NBAスキルチャレンジ優勝 : 2017
  • NBAオールルーキーチーム 1stチーム : 2016
  • ユーロカップライジングスター賞:2015
  • 2×リーガACBオールヤングチーム:2014 ,2015

クリスタプス・ポルジンギスは2015年NBAドラフトにおいて全体4位指名でニューヨーク・ニックスに入団を果たしました。現在のニューヨーク・ニックスにとって必要不可欠な存在であり、エースプレイヤーでもあります。

NBAドラフト2015で4位指名で入団したクリスタプス・ポルジンギスは、入団当初は一部のファンからは「なぜ上位選択権がある中でヨーロッパの白人を獲得したんだ!?!?」と罵声が挙がるほど未知数の選手でした。

しかし、クリスタプス・ポルジンギスはその罵声をプレーで自分の存在を見せつけ、NBAルーキーシーズンにはNBAオールルーキーチーム1stチームにも選出されました。

221cmという高身長を持ちながらも、ミドルシュートや3Pシュートなどの外からの得点を得意としている選手です。しかも、能力値も優れているため、今後の成長にも期待が高まっています。

ニックスの中心選手として活躍していましたが、前十字靭帯断裂でチームとの関係性悪化が報じられ、2019年2月マブスにトレードがされました。

その後2022年のトレードてワシントン・ウィザーズに移籍しました。2022-2023シーズンのポルジンギスは、平均32.6分間のプレイで23.2得点、8.4リバウンド、2.7アシスト、1.5ブロックを記録してニューヨーク・ニックス時代の輝きを取り戻しており、その活躍を期待され2023年のオフにボストン・セルティックスに移籍しました。

さらに詳しくクリスタフ・ポルジンギスについて知りたい人はこちらをご確認ください。

おすすめ記事 → レブロンジェームズが不動の人気を勝ち取った3つの理由

おすすめ記事 → ジェームスハーデンに学ぶ!ユーロステップのコツ3選

【マーカス・スマートのプロフィール】

NBA Rumors: Celtics Trade Marcus Smart To Grizzlies

本名:マーカス・スマート(Marcus Smart)

【誕生日】1994年3月6日
【出身地】アメリカ合衆国
【身長】193cm
【体重】100kg
【所属】メンフィス・グリズリーズ
【背番号】36番
【ポジション】PG/SF

  • NBA最優秀守備選手賞 (2022)
  • NBAオールディフェンシブチーム3×1stチーム (2019, 2020,2022)
  • NBAオールルーキーチーム2ndチーム (2015)
  • NBAハッスル賞 3× (2019,2022,2023)

マーカス・スマートは高校時代から全米で有名な選手で、高校では多くの優勝を経験し、高校の通産の勝敗は115-6と前代未聞の数字を出しています。高校卒業マクドナルドオールアメリカンに選出され、全米No.1のシューティングガードとしてESPN.comが発表する番付で紹介されていました。

大学はオクラホマ州立大学に進学し、1年時よりスタート選手としてチームをけん引しました。しかしながらNCAAトーナメントには出場するものの、NCAA常連校との力の差が大きく、NCAAトーナメントではなかなか勝ち進めませんでした。

大学に2年在籍した翌年の2014年のNBAドラフトにアーリーエントリーを行い、1巡目6位という大きな期待をされた状態でボストン・セルティックスに入団しました。

さらに詳しくマーカス・スマートについて知りたい人はこちらをご確認ください。

About 餅つきうさぎ 1282 Articles
中学時代にアメリカでバスケを経験し、日本人にはない独特のプレイスタイルでバスケを楽しんでいる。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*