【NBAニュース】NBA 2023年オフシーズンのプレイヤーランキング・トップ30を発表

『スポーティングニュース』でNBAのプレイヤーランキングがアップデートされました。前回のランキングは、NBAプレイオフ2023を前に発表されており、それから3か月が経ち、リーグの展望が変わったオフシーズンの状況に基づき、ランキングを更新しています。

前回同様、このランキングはスポーティングニュースのグローバルNBAスタッフ9名による投票でそれぞれがトップ35選手を選出し、各順位に応じたポイントの合計を基にトップ30選手をランキング化しています。

これらを踏まえた上で、オフシーズン中間時点でのスポーティングニュースのトップ15選手を紹介します。

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Contents

【NBA2023年シーズンオフ:1位~15位選手のピックアップ】

15位 ドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)

前回順位:14位

キャバリアーズのプレイオフは短かったが、ミッチェルはトップ15を守った。ただ、少し順位を下げている。

今オフシーズンはミッチェルを巡る噂がいくつかあった。だが、本人にとっては、初のオールNBAチーム入りを果たした昨季の出来を繰り返そうというモチベーションでしかないだろう。

14位 アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)

Anthony Davis Has Not Proven to Me": NBA Hall of Famer Throws ...

前回順位:15位

直近のプレイオフにおけるレイカーズを見るだけで、デイビスの価値は十分に理解できるだろう。確かに得点力は安定していなかった。だが、守備の存在感だけでたびたびフロアのベストプレイヤーになっていた。

プレイオフの16試合で、デイビスは平均22.6得点、14.1リバウンド、3.1ブロックを記録している。

13位 シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)

「Shai Gilgeous-Alexander」の画像検索結果

前回順位:15位

昨季のギルジャス・アレクサンダーは平均31.4得点、5.5アシスト、4.8リバウンドと大ブレイクし、初めてオールスターとオールNBAファーストチームに選ばれている。その彼がこのランキングのトップ15入りも果たした。

サンダーはリーグにおいて本当に脅威の存在になろうとしている。それはつまり、ギルジャス・アレクサンダーのランキングも上昇中ということだ。

12位 デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)

Damian Lillard Portland Trail Blazers

前回順位:13位

リラードのトレード要求を巡る騒動で、昨季の彼の仕事ぶりを忘れるべきではない。33歳のリラードは2022-2023シーズン、キャリア最高の数字を残したのだ。

2023-2024シーズンに向けて彼がどのチームに行くかにもよるが、タイトルを競うことでこのランキングをさらに上げる可能性もあるだろう。

11位 カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)

Kawhi Leonard 041223

前回順位:9位

半月板断裂でプレイオフをわずか2試合で終えることになった。だが、限られた出場時間の中で、彼はできる限りのことをしていた。

レナードは平均34.5得点、6.5リバウンド、6.0アシストと見事な数字を残し、かつてファイナルMVPを受賞した時のような力を垣間見せた。だが、負傷の懸念でこのランキングではトップ10から外れている。

10位 レブロン・ジェームズ(ロスアンゼルス・レイカーズ)

LeBron James placed in NBA's health and safety protocols

前回順位:8位

ジェームズがNBAのトップ10から外れる日も訪れるかもしれない。だが、それは今ではない。NBAでの21シーズン目に向かう38歳ながら、ジェームズは我々のランキングでトップ10入りしている。

足のケガをおしてのプレイだったが、ジェームズはプレイオフで平均24.5得点、9.9リバウンド、6.5アシストを記録。第7シードだったレイカーズをウェスタン・カンファレンス・ファイナル進出に導いた。2023-24シーズン、健康な彼に何ができるかを想像してみよう。

9位 ジミー・バトラー(マイアミ・ヒート)

Jimmy Butler is having the postseason of his life - Sports Illustrated

前回順位:10位

プレイオフでのあの出来を考えれば、バトラーをトップ10から外すべきではない。

昨季のポストシーズンで、バトラーは近年有数の印象的な出来だった。毎晩のように「プレイオフ・ジミー」モードで、ヒートをプレイイン・トーナメントからNBAファイナルへと導いたのだ。スターとスーパースターの違いとなる重要な特徴は、最も大事な時に活躍する力である。それこそが、バトラーの最大の強みだ。

8位 デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)

前回順位:12位

昨季後半戦に調子を上げたブッカーだが、新シーズンを前にさらに成長する機会を手にした。サンズがブラッドリー・ビールを獲得したことで、ブッカーはプレイメークの責任をこれまで以上に背負うこととなる。そして彼はそれを十分にこなせることを証明してきた。

プレイメーカーとしての成長に加え、ブッカーはスコアラーとしての能力を磨き続けながら、プレイオフでは守備における大きな成長ぶりも披露した。サンズがNBAのタイトルを目指す中、ブッカーはフルシーズンを通じてすべての技を見せてくれるだろう。

7位 ジェイソン・テイタム(セルティックス)

前回順位:6

テイタムは順位をひとつ落とした。だが、まだトップ5入りするような位置にいることは変わらない。自身2回目となるオールNBAファーストチーム選出を果たしたところだから、なおさらだ。

イースタン・カンファレンス・ファイナル第7戦の序盤でテイタムが足首を痛めなければ、セルティックスは歴史をつくっていたかもしれない。だが、25歳のテイタムはポストシーズンに違うかたちで歴史をつくった。そこには、イースタン・カンファレンス・セミファイナル終盤も含まれる。テイタムは第6戦の第4クォーターに見事なプレイでチームを生き延びさせ、第7戦で51得点という歴史的なパフォーマンスを披露した。

テイタムがエリート中のエリートなのには、理由があるのだ。

6位 ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)

前回順位:7位

数字に関して言えば、昨季のドンチッチはその若いキャリアでも有数の見事なシーズンだった。だが、チームの観点で言うと、マーベリックスが成功できなかった昨季は、ドンチッチが加わってから最も落胆させるような結果だった。

シーズンの出だしに歴史的な出来だったドンチッチは、66試合で平均32.4得点、8.6リバウンド、8.0アシストを記録。5年のキャリアで4回目となるオールNBAファーストチーム選出を果たした。マーベリックスはドンチッチとカイリー・アービングを中心にロスターを再編成している。彼らがさらに勝利を収められれば、ドンチッチは2月に25歳の誕生日を迎える前に、ランキングでトップ5位入りするかもしれない。

5位 ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)

前回順位:5位

ランキングは変わっていない。だが、エンビードは前回のランキング発表以降に、MVPを受賞してタイトルを加えた。このランキングのトップ5に入っているほかの選手たちと並んだかたちだ。

ポストシーズンでは、ケガによる不運が続いた。プレイオフのファーストラウンドでひざの挫傷を負ったエンビードは、MVPシーズンで力を発揮し、ファイナルに進出することができなかった。

それでも、エンビードの支配力や、7フッターとしては唯一無二のスキルセットを否定することはできない。一緒にプレイするのが誰であっても、彼は2023-24シーズンもそれらを生かして支配し続けるだろう。

4位 ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)

Kevin Durant / Phoenix Suns

前回順位:4位

ここもまた順位に変動なしだ。そしてそれだけの理由がある。昨季を通じてデュラントはケガに悩まされた。だが、コートに立った時の彼は素晴らしかったのだ。

デュラントが出場したレギュラーシーズンの8試合で、サンズは8勝0敗という成績を残し、本当に優勝を競えるようなチームの様相を見せた。新シーズンでは、ビールやブッカーと一緒に、フランク・ボーゲル新ヘッドコーチの下での新たな機会がある。

デュラントはまだ、優勝を目指す中でナンバーワンのオプションとなるのに必要なすべてを備えている。あらゆる兆しがそう示しているのだ。

3位 ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)

前回順位:3

ウォリアーズにとって浮き沈みが激しかったシーズンで、カリーは最もコンスタントな選手だった。

いくつかの厄介なケガに悩まされるまで、カリーは満場一致でMVPに選ばれたシーズンに匹敵するほどの仕事ぶりだった。そしてカリーはチームがウェスタン・カンファレンスの6位となるのに十分な活躍を見せ、チームに足りないものを考えれば見事だったプレイオフの戦いぶりに貢献した。

プレイオフでウォリアーズが予想以上だったのは、カリーのおかげによるところが大きいだろう。サクラメント・キングスを沈めた第7戦では、その当時の新記録だった50得点をマークした。王者ウォリアーズはセカンドラウンドで敗退したが、カリー自身はファイナルMVP級の出来だったのだ。

カリーはまったく衰える兆候を見せていない。

2位 ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)

前回順位:1位

ここからが面白い。2022-23シーズンのランキングで何度か1位に輝いたアデトクンボだが、今回は2位に転落している。

アデトクンボと第1シードを手にしたバックスは、優勝を目指してプレイオフに臨んだ。だが、ヒートとの第1戦でアデトクンボが腰を痛めた時にプランが狂った。以降はバックスにとってそれまでと同じではなくなり、第6戦でヒートに屈したのだ。

その上で、毎晩のようにアデトクンボがやっていたのは、ほかの誰にもできないようなことだ。オールNBAファーストチームに選ばれたアデトクンボは昨季、自己最多の平均31.1得点をあげ、11.8リバウンド、5.7アシストを記録している。

昨季の終わり方から、アデトクンボは2023-24シーズンに向けてあるミッションに燃えているようだ。トップの座は、再び彼のものとなるかもしれない。

1位 ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)

前回順位:2位

ナンバーワンの座を奪うには、特別な活躍が必要だ。NBAプレイオフ2023でヨキッチはまさにそんな活躍を披露した。

ヨキッチはナゲッツを歴史的なNBA初優勝に導いた。平均30.0得点、13.5リバウンド、9.5アシストを記録。トリプルダブル達成10回のNBA新記録を樹立した。そのうちの2回はNBAファイナルで記録したものだ。

ファイナルでの歴史といえば、ヨキッチは第3戦で史上初の30得点&20リバウンド&10アシストも達成した。ナゲッツが優勝した時点で、ファイナルMVPが誰になるかは疑いなかった。

ヨキッチがこのランキングで順位を上げていく中で疑問視されていたのは、特に守備面など限界もある中で、優勝チームのベストプレイヤーになれるかという点だった。だが、彼は自分の欠点に関する喧騒を吹き飛ばし、パサーとして、スコアラーとして、リバウンダーとして、そしてディフェンダーとしても、いかに素晴らしい選手なのかとあらゆる人から賛辞を寄せられた。

このランキングの1位として、これ以上ふさわしい選手はいないだろう。

【NBA2023年オフトップ30選手:全体1位~30位】

順位選手前回変動
1ニコラ・ヨキッチ2↑1
2ヤニス・アデトクンボ1↓1
3ステフィン・カリー3
4ケビン・デュラント4
5ジョエル・エンビード5
6ルカ・ドンチッチ7↑1
7ジェイソン・テイタム6↓1
8デビン・ブッカー12↑4
9ジミー・バトラー10↑1
10レブロン・ジェームズ8↓2
11カワイ・レナード9↓2
12デイミアン・リラード13↑1
13シェイ・ギルジャス・アレクサンダー16↑3
14アンソニー・デイビス15↑1
15ドノバン・ミッチェル13↓2
16ジャマール・マレーNR
17ジャ・モラント11↓6
18ディアロン・フォックス23↑5
19ポール・ジョージ17↓2
20アンソニー・エドワーズ30↑10
21バム・アデバヨ25↑4
22ジェイレン・ブラウン19↓3
T23ジェイレン・ブランソンNR
T23タイリース・ハリバートン26↑3
25カイリー・アービング24↓1
26ザイオン・ウィリアムソン22↓4
27ジェームズ・ハーデン18↓9
28ドマンタス・サボニス20↓8
T29ドリュー・ホリデー21↓8
T29トレイ・ヤング28↓1

原文:NBA’s top 30 players, ranked: Nikola Jokic makes the leap, James Harden sinks as offseason continues

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中学時代にアメリカでバスケを経験し、日本人にはない独特のプレイスタイルでバスケを楽しんでいる。

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