
こんにちはcoach”T”です。
前回まで子供達への関わりの心得を2つ紹介していました。
まだご覧になっていない方はこちらも併せて読んでみてください。
今回はシカゴブルズ、ロサンゼルスレイカーズの黄金時代で伝説的に有名な「トライアングルオフェンス」について紹介していきたいと思います。
前回までの話に付随して、ご紹介したいコーチング哲学で参考になるものが多いので今回この記事を選びました。
トライアングルオフェンスはプレーヤーの動きのみならず、選手としての在り方やコーチとしての在り方にまで言及している素晴らしい理論です。
日本でもこのトライアングルオフェンスの考案者、テックスウィンターの「バスケットボールトライアングルオフェンス」という書籍が日本語訳され、販売されておりましたが、現在は絶版となっています。
今回からの連載ではその「バスケットボールトライアングルオフェンス」から抜粋して紹介します。
1回では伝えきれないので、数週にわたってお伝えしていきます。
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Contents
指導者必見!「トライアングルオフェンス」の全て①:トライアングルオフェンスとは
トライアングルオフェンスはテックスウィンターにより創案されたオフェンスシステムです。チームが一つにまとまった形で、かつパターンが決まっているわけでもない、お互いを活かしあうことができるオフェンスシステムとなっています。
この動画のように3人が三角形の形を作った状態でディフェンスを崩していくことから日本では「トライアングルオフェンス」、アメリカなどでは「トリプルポストオフェンス」と呼ばれています。
NBAではフィルジャクソンが1989年から1998年の10年間で6度(2度の3連覇)、1999年から2001年にかけて3度(3連覇)優勝を成し遂げたことで有名です。
フィルジャクソンはトライアングルオフェンスの哲学的な奥深さと美しさに魅了されたといわいますが、ファンダメンタルがどの程度必要かといったところからコーチング理論、練習の組み立て方などに至っても細かく書かれているオフェンス哲学です。
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指導者必見!「トライアングルオフェンス」の全て②:基本理論
トライアングルオフェンスには様々なルールが設けられています。中でも1番に取り上げられているルールが
「安定したトライアングルオフェンスを作る7原則」です。
これは、すべてのセットオフェンスは得点チャンスを生み出すことが目的とし、そのためにおこなうべき行動についての話です。
安定したトライアングルオフェンスを作る7原則
1.オフェンスはディフェンスを突破(ペネトレート)しなければならない。
2.ファストブレイクを出すときのスピードですべての技術をおこなえるようになること。
3.各プレーヤーは5メートル前後のスペースをとること。
4.プレーヤーとボールの動きが目的に適ったものであること。
5.すべてのショットに対しリバウンドポジションをとり、次のオフェンスに備えた場所どりをすること。
6.ボールマンは味方全員にパスができる状態であること。
7.個々のプレーヤーの能力を活かすこと。
当たり前だと思っていたような事ですが、実際に言葉で「原則」としてインプットしていると実際の試合のときに意識的にこの状態を作ることができます。
特に育成年代の子供たちにはこの原則をわかりやすい部分だけ使ってわかりやすい言葉で伝えていくことは今の時代でも必要であると考えます。
特にチームがスタートしたての段階や、試合慣れしていない子供の道しるべてなるのはシンプルでわかりやすい原則をいくつか立ててあげるだけでよりのびのびとプレーができるものです。
そのチームの原則を作る際にこのトライアングルオフェンスの7原則はとても参考になるものです。
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指導者必見!「トライアングルオフェンス」の全て③:基本的なポジション
上の写真がトライアングルオフェンスにおける基本的なポジションです。
各選手が5メートルのスペースを確保することで素早く正確なパス回しができます。
また、このポジションをとることでフォワード位置取りが高い位置になり、空いているコーナーのエリアを利用してパッシング、カッティング、フェイク、ドライブなどのプレーが可能になります。
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指導者必見!「トライアングルオフェンス」の全て~まとめ~
いかがでしたか?
●指導者必見!「トライアングルオフェンス」の全て①:トライアングルオフェンスとは
●指導者必見!「トライアングルオフェンス」の全て②:基本理論
●指導者必見!「トライアングルオフェンス」の全て③:基本的なポジション
今回は「トライアングルオフェンス」の基本理論を紹介しました。
付随する原則や哲学がまだまだいっぱいあるので、次回以降紹介していきます。
次回の記事もお楽しみにしていてください!
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