NBAもプレイオフファーストラウンドが終わりセカンドラウンドが始まっていますが、そこで気になってくるのが個人賞である、MVP(Most Valuable Player/最優秀選手賞)、新人王、最優秀守備選手、シックスマン(6thマン)賞、MIP(Most Improved Player/最優秀躍進選手賞)です。前回は、シックスマン、MIP、MVPを紹介しましたが、今回はDPOYこと最優秀守備選手をご紹介します。
2020-21年シーズンのDPOYことKia NBA最優秀守備選手賞(Kia NBA Defensive Player of the Year)に輝いたのは今シーズン71試合に出場し、平均14.3得点、13.5リバウンドを記録し、総リバウンド数(960)でリーグトップ、1試合平均リバウンド数でも2位、FG成功率はリーグ最高の67.5%を記録したユタ・ジャズのルディ・ゴペアが輝きました。
2013年のNBAドラフト全体27位で指名されたゴベアは、キャリアすべてをジャズでプレイし、通算545試合に出場して平均12.0得点、11.3リバウンド、2.24ブロックを記録しています。また、過去4シーズンすべてで、NBAオール・ディフェンシブ・ファーストチームに選出されており、ジャズは今季リーグトップの52勝20敗という成績でレギュラーシーズンを終え、ウェスタン・カンファレンス第1シードでプレイオフ進出を果たしています。
またフランス出身のゴベアは、2017-18シーズンと2018-19シーズンにも同賞を受賞しており今回が3度目の受賞となっており、この回数はディケンベ・ムトンボ(4回)、ベン・ウォレス(4回)、ドワイト・ハワード(3回)に続き、同賞を3回以上受賞した4人目の選手となります。
今シーズンの個人スタッツを振り返ると1試合あたりのディフェンシブリバウンド数(10.1)、ディフェンシブリバウンドの総数(720)、ブロックの総数(190)でリーグ首位、1試合あたりのブロック数(2.70)で2位となりました。また、ディフェンシブリバウンド数が15を超える試合が6回、ブロック数が5以上の試合が8回ありました。ゴベアは、3月14日のウォリアーズ戦でシーズン最多の20ディフェンシブリバウンドを獲得し、3月22日のシカゴ・ブルズ戦では自己最多の9ブロックを記録しています。
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Contents
【2021年NBAアワード受賞:NBA2021最優秀守備選手】
ルディー・ゴベール(Rudy Gobert)
【誕生日】1992年6月26日
【出身地】フランス
【身長】216cm
【体重】111kg
【所属】ユタ・ジャズ
【背番号】27番
【ポジション】C
ルディ・ゴベールはヨーロッパのプロ選手経験後、NBAへと舞台を変え活躍している選手でです。出身国はフランスでトニー・パーカーと同様の国出身でもあります。もちろん、フランスでの代表選手経験もありますので、大舞台にも強い選手となっています。
ルディ・ゴベールは、ユタ・ジャズの大黒柱での活躍が最大の魅力と言える選手です。ユタ・ジャズではリッキー・ルビオやドノバン・ミッチェルにピック&ロールのスクリーンをかけに行き、味方を活かすのはもちろんのこと、リバウンドやディフェンス面で味方の大きな支えとなっています。チームの味方が自由にシュートが打てるのは、ルディ・ゴベールがゴール下でリバウンドを拾ってくれるからでもあります。
更に詳しくルディーゴベールについて知りたい人は、こちらをクリックして更にまとめた記事をご確認ください!
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【2021年NBAアワード受賞: NBAシーズン最優秀選手賞(MVP)】
ニコラ・ヨキッチ (Nikola Jokic)
【誕生日】1995年2月19日
【出身地】セルビア
【身長】208cm
【体重】113kg
【所属】デンバー・ナゲッツ
【背番号】15番
【ポジション】C/PF
- オールNBAチーム
- 1stチーム : 2019
- 2ndチーム : 2020
- NBAオールスターゲーム出場:2019 2020
- NBAオールルーキーチーム 1stチーム : 2016
- ABAリーグMVP:2015
ニコラ・ヨキッチはセルビア出身のプロバスケットボール選手で、2014年FIBAバスケットボール・ワールドカップでセルビア代表に初招集された準優勝に貢献したことを皮切りに、セルビア国内のABAリーグで頭角を現し、2016年リオデジャネイロオリンピックでも銀メダル獲得に貢献するほど、今セルビアで最も有名な選手の1人です。
身長は208センチといわゆるセブンフッターではないものの、ウィングスパンが221センチと長く、またガード並みのアシストができる選手として活躍しています。
NBAには2014年のドラフトで41位と下位でのドラフトになりましたが、2014-2015年シーズンでセルビアのABAリーグのMVPに選出されるなど、若くしてNBAへの門が開けた選手の1人となります。
更に詳しくニコラ・ヨキッチについて知りたい人は、こちらをクリックして更にまとめた記事をご確認ください!
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【2021年NBAアワード受賞: NBA2021シックスマン賞】
ジョーダン・クラークソン(Jordan Clarkson)
【誕生日】1992年6月7日
【出身地】アメリカ人/フィリピン人
【身長】196cm
【体重】88kg
【所属】ユタ・ジャズ
【背番号】00番
【ポジション】PG/SG
ジョーダン・クラークソンはフロリダ州出身の選手で、高校時代からその存在感を見せつけていた選手で、高校からタルサ大学に進学するもその後2年でミズーリ大学に転校をしました。
転校後2013-14年シーズンにはミズーリ大学で平均17.5点を記録しそのシーズン後にはNBAにアーリーエントリーを表明しました。その後2014年のNBAドラフトで46位でワシントン・ウィザースに指名知れましたが交渉権がロスアンゼルス・レイカーズに移動しロスアンゼルス・レイカーズの1員としてNBAデビューを果たしました。
更に詳しくジョーダンクラークソンについて知りたい人は、こちらをクリックして更にまとめた記事をご確認ください!
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【2021年NBAアワード受賞:NBA2021最優秀躍進選手賞(MIP)】
ジュリアス・ランドル(Julias Randle)
【誕生日】1994年11月29日
【出身地】アメリカ合衆国
【身長】206cm
【体重】113kg
【所属】ニューヨーク・ニックス
【背番号】30番
【ポジション】PF
- NBAオールスターゲーム出場 : 2021
ジュリアス・ランドルは高校時代から有名な選手で、同期ではアンドリュー・ウィギンズ、ジャバリ・パーカー、アーロン・ゴードンなど今NBAで活躍しているメンバーらと共に2013年でトップ5に位置付けられていた選手でありました。PF部門では全体の1位のランキングで2013年全体では総合2位のランキングにつくほど有名でした。しかし同時にこの時からその身体能力の高さに体が追い付いてこない部分があり、骨折をしてしまうなど故障なども絶えない部分がありました。
高校卒業時にはマクドナルドオールアメリカンやジョーダンブランドクラシックなどにも参加し、ジョーダンブランドクラシックではMVPにも輝きました。大学は数あるオファーの中からケンタッキー大学を選び、進学しました。大学では1年時からチームをNCAAチャンピオンシップに導く活躍をし、そのシーズン中に24回ものダブルダブルを記録し、デマーカス・カズンズやアンソニー・デイビスなどが保持していた大学の記録を塗り替える活躍をしました。その後1年時終了後にNBAにアーリーエントリーを行いました。
更に詳しくジュリアスランドルについて知りたい人は、こちらをクリックして更にまとめた記事をご確認ください!
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