Nikeでいうジョーダンブランドを目指した、新たなブランドをゴールデンステート・ウォリアーズのエースであるステファン・カリーとアンダーアーマーがパートナーシップを拡大し、12月1日(日本時間2日)に「カリー・ブランド」を立ち上げたと発表されました。
カリーは公式リリースで「集中できる自然な場所にできるよう、子どもたちが遊ぶための開けた場所を作るという目標を共有しました」と話しており、
「僕は家族とともに、コミュニティに還元するために多くのことをしながら育ちました。そして今もそれを続けています。一方でアンダーアーマーも世界中のアスリートを支援するためにたくさんのことをしてきました」。
さらに、カリーは「すべてにおいて良いことをする、それがカリー・ブランドです」と続けている。
「僕は自分の行動でそれを体現しようとしてきました。生活する場所や、スポーツかどうかを問わず、目標が何であれ、他人が本当に支援できることだと思います。私たちはみんな、隣にいる人を支え、何かしらの形で還元することができます。そして今はこれまで以上にそれが大切なのです」。
現在インスタグラムでは現役のNBA選手の中でレブロン・ジェームズに次ぎ2位の3,100万人以上のフォローワーを持っており、NBA内では屈指の人気と影響力を持ちます。
実は今回のニュース前からステファンカリーがアンダーアーマー内でブランド設立されるのではないか、と噂されていた内容が現実みを帯びたものであり、カリーのブランドで展開されるアイテムには、アンダーアーマーのロゴが一切登場せず、その代わりにカリーの新たなロゴが採用されることになっていると言われています。
「カリー・ブランド」は収益の一部を恵まれないコミュニティに投資し、献身的なコミュニティへの還元を目指しているそうで、アンダーアーマーによると、ブランドの当初目標は「2025年までに20以上の安全な遊び場を作り、若いアスリートに影響する125のプログラムを支援し、1万5000人以上のコーチを育てる機会を提供して、10万人以上の若者を全般的に支援する」との事です。
今回のブランド設立の背景には、アンダーアーマーのブランディング政策によるナイキ一強の時代の終焉をチャレンジする狙いがありそうと言われています。
今年の1月には『The New York Times』が、アンダーアーマーの“気になる動き”をキャッチしており、アンダーアーマー幹部が直接2年前にカリーを訪問し話をしているところから始まっています。その理由としては、年間数十億のスポンサー契約金を支払っているにもかかわらず、カリーがNBAの現場でアンダーアーマーのアパレルを着用しないことに不満を持っていることだと言われており、その解決策を見出すための訪問だったと言われています。ミーティングの結果、アンダーアーマーはカリーにナイキでジョーダンブランドのクリエイティブを監督してきた人物を引き抜きシューズの開発を約束し、両者の間で“新たなビジネス”を展開することに合意したという。そしてその新たなビジネスがカリーのオリジナルブランドの設立ということになったと言われています。
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【ステファンカリーとは誰?】
本名:ステファン・カリー(Stephen Curry)
【誕生日】1988年3月14日
【出身地】アメリカ合衆国
【身長】192cm
【体重】86kg
【所属】ゴールデンステート・ウォリアーズ
【背番号】30番
【ポジション】PG
- 3×NBAチャンピオン:2015, 2017, 2018
- MVP : 2015, 2016
- 6×NBAオールスターゲーム出場 : 2014-2019
- オールNBAチーム
- 3×1stチーム : 2015, 2016, 2019
- 2×2ndチーム : 2014, 2017
- 3rdチーム : 2018
- 得点王 : 2016
- スティール王 : 2016
- 50-40-90クラブ : 2016
- フリースロー成功率1位 : 2011, 2015, 2016, 2018
- NBAスリーポイント・コンテスト優勝 : 2015
- NBAスキルチャレンジ優勝 : 2011
- NBAオールルーキーチーム 1stチーム : 2010
- NBAスポーツマンシップ賞 : 2011
NBAプレイヤーである父親のデル・カリーとバレーボール選手との母との間で生まれたカリーは、父親がプロのバスケットボール選手だったこともあり、小さい時からバスケットチームを触っていた子供でした。
高校ではカンファレンス優勝などの原動力となっていたカリーだったが、身長183㎝体重が75.5㎏だった彼に対してどのメジャー大学からも奨学金オファーを受けることができずにデビットソン大学に進学しました。
しかし大学に入ると力を存分に発揮し、NCAA内では1年生の時から注目選手となりました。身長も2年生になるころには191㎝に伸び、バスケットボールU-19世界選手権のメンバーになるなど世間にも認められ始めた転換期となりました。そしてNBAには大学3年生終了後にアーリーエントリーをして、2009年にゴールデンステート・ウォリアーズから全体7位で指名を受けました。
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