【NBAニュース】フィラデルフィア・76ersがトレードデットライン前に大幅補強を行う

NBA 2023-2024シーズンのトレードデッドラインは日本時間2月9日金曜午前5時（米国東部時間8日木曜午後3時）でしたがトレードが終わり、バイアウトも始まりました。

そんな中、フィラデルフィア・セブンティシクサーズはジョエル・エンビードがケガで離脱する中トレードデットライン前に3チームトレードでバディー・ヒールドを獲得し、その後テリー・ロジアーやドラフト1巡目指名権と引き換えに、ヒートからホーネッツにトレードされていたカイル・ラウリーを獲得しチームの補強をしました。

76ers獲得

バディー・ヒールド

ペイサーズ獲得

ダグ・マクダーモット
フルカン・コルクマズ
2024年2巡目指名権
2029年2巡目指名権
金銭

スパーズ獲得

マーカス・モリス
2029年2巡目指名権
金銭

ヒールドはこの5シーズン強でリーグトップとなる3ポイントショット成功（1240）を記録しました。この間の3P成功率は39％を上回っており、2016-2017シーズンのNBAデビュー以降、ヒールドは1842本の3Pを成功しています。この間に1800本超を記録したのは、ヒールドのほかにゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーしかいない記録となっています。

今季のヒールドはペイサーズで52試合に出場（先発28試合）し平均25.7分間のプレイで12.0得点、3.2リバウンド、2.7アシスト、フィールドゴール成功率44.3％、3P成功率38.4％をマークしています。

NBAドラフト2016でニューオーリンズ・ペリカンズに全体6位で指名されたヒールドは、ペリカンズ、サクラメント・キングス、ペイサーズでの7シーズン強で600試合に出場（先発398試合）し、平均15.7得点、4.3リバウンド、2.6アシスト、3P成功率40.1％を記録しています。またヒールドは2016-17シーズンのオールルーキー・ファーストチームに選出されており、2020年のオールスターでは3ポイントコンテストで優勝しています。

一方で、フィラデルフィア生まれでビラノバ大学出身のラウリーは、NBAドラフト2006でメンフィス・グリズリーズに全体26位で指名されたその後、ヒューストン・ロケッツとトロント・ラプターズでプレイし、ラプターズ時代にオールスターに6回選出されているオールスター選手です。その後ヒートでは2シーズン強プレイし、ホーネッツにトレードとなりました。

そしてホーネッツにはウェイブされる形で、地元に本拠地を置く76ersはラウリーにとってNBAでの17シーズンで5つ目のチームとなります。ラウリーは通算で平均14.4得点、6.2アシストを記録しています。