5月17日(日本時間18日)、NBAは2021年5月の月間最優秀選手(プレイヤーズオブザマンス)と月間最優秀新人(ルーキーオブザマンス)を発表しました。プレイヤーオブザマンスにはウェスタン・カンファレンスから2ヵ月連続でゴールデンステート・ウォリアーズのステファン・カリーが、イースタン・カンファレンスからはワシントン・ウィザースのラッセル・ウエストブルックが選出され、ルーキーオブザマンスにはウェスタン・カンファレンスからはミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズ、イースタン・カンファレンスではオーランド・マジックのR.J.・ハンプトンが選出されました。
ウォリアーズの選手として初の2か月連続の選出(通算9度目)となったカリーは、5月に出場した8試合で36.8得点(リーグ首位)、5.6アシスト、5.1リバウンド、1.38スティールをマークしました。5月6日から16日までの間、シーズン終了時としては球団史上最長タイとなる6連勝を記録するなど、ウォリアーズの月間8勝1敗の好成績を牽引し、チームをプレイイン・トーナメントに導いた原動力となりました。
カリーは、5月に出場した8試合中7試合で30得点以上(うち3回は40得点以上)を記録し、5月のリーグ最多得点を獲得。その結果、今季の平均得点を32.0とし、キャリア2度目となるNBA得点王に輝いており、33歳のカリーは1997-98シーズンに35歳で平均28.7得点を記録したマイケル・ジョーダン以来の最年長得点王となっています。
一方、2017年12月のオクラホマシティ・サンダー時代以来、通算9度目の選出となったウェストブルックは、5月に出場した9試合で平均26.3得点、16.1アシスト、13.8リバウンドを記録し、ウィザーズをイースタン・カンファレンス8位に導き、プレイイン・トーナメント進出に大きく貢献しました。
10日(同11日)のアトランタ・ホークス戦で、28得点、21アシスト、13リバウンドを記録したウェストブルックは、オスカー・ロバートソンを超える歴代最多の通算182回目のトリプルダブルを達成しています。また、月間の1試合平均で26得点以上、16アシスト以上、13リバウンド以上を記録したNBA史上初の選手となったほか、5月3日から14日までの間、7試合連続で15アシスト以上を記録しており、これは自身のキャリアおよびフランチャイズ史上最長の記録であり、また1989年にジョン・ストックトンが8試合連続で記録して以来、リーグ最長の記録にもなっています。
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5月度の最優秀新人賞の今年のドラフト1指名のエドワーズは、4月に続き3回目の選手で5月に出場した8試合で1試合平均27.0得点(フィールドゴール成功率52.8%、3ポイントショット成功率40.6%)、5.5リバウンド、4.8アシストをマークし、ルーキーとして引き続き圧倒的な存在感を見せつけました。
5日(同6日)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦では、今季2度目となる40得点超え(自己最多タイの42得点)を達成し、19歳以下の選手として40得点以上を複数回記録したリーグ2人目の選手となりました(レブロン・ジェームズが2003-04シーズンに3回)。また、19歳以下で1試合40得点以上かつ5本以上の3Pを決めたNBA史上初の選手にもなっています。
一方、初選出となったハンプトン(2020年ドラフト全体24位指名)は、3月25日にデンバー・ナゲッツからトレードで移籍して以来、マジックでの出場時間を増やし、5月に出場した8試合で平均16.0得点(FG成功率45.7%、3P成功率43.5%)、7.1リバウンド、5.6アシストを記録した。リバウンドはイースタン・カンファレンスの全ルーキーの中でトップの成績でした。
ハンプトンはまた、全ルーキー中、得点(16.0)で6位、アシスト(5.6)で4位、FG成功数(6.0)で3位タイ、FT成功数(2.8)で6位、FT試投数(4.1)で5位、1試合あたりの出場時間(30.2分)で9位の記録を残しておりへ金した活躍をコンスタントにできる選手として今後も注目です。
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Contents
【ステファン・カリーのプロフィール】
本名:ステフィン・カリー(Stephen Curry)
【誕生日】1988年3月14日
【出身地】アメリカ合衆国
【身長】192cm
【体重】86kg
【所属】ゴールデンステート・ウォリアーズ
【背番号】30番
【ポジション】PG
NBAプレイヤーである父親のデル・カリーとバレーボール選手との母との間で生まれたカリーは、父親がプロのバスケットボール選手だったこともあり、小さい時からバスケットチームを触っていた子供でした。
高校ではカンファレンス優勝などの原動力となっていたカリーだったが、身長183㎝体重が75.5㎏だった彼に対してどのメジャー大学からも奨学金オファーを受けることができずにデビットソン大学に進学しました。
しかし大学に入ると力を存分に発揮し、NCAA内では1年生の時から注目選手となりました。身長も2年生になるころには191㎝に伸び、バスケットボールU-19世界選手権のメンバーになるなど世間にも認められ始めた転換期となりました。そしてNBAには大学3年生終了後にアーリーエントリーをして、2009年にゴールデンステート・ウォリアーズから全体7位で指名を受けました。
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【ラッセルウエストブルックのプロフィール】
本名:ラッセル・ウエストブルック(Russell Westbrook)
【誕生日】1988年11月12日
【出身地】アメリカ合衆国
【身長】191cm
【体重】91kg
【所属】ワシントン・ウィザース
【背番号】4番
【ポジション】ポイントガード
UCLAに在学後、チームメイトのケビン・ラブと共に2008年にアーリーエントリーでNBA入りをしました。
2008年からオクラホマシティ・サンダーでプレイをし、昨年シーズンにはトリプルダブルのNBA記録を樹立し、
シーズンMVPにも輝いた注目の選手です。
またプライベートでは奇抜なファッションがメディアで取り上げられるなど、オフコートでも話題になる選手です。
座右の銘は「Why not?(なぜやらない?)」で、ソーシャルメディアなどでもたびたび使用されています。
この名言の背景には、友人との友情があると言われています。高校時代、彼にはケルセイ・バス・3世という親友がおり、
身長198cmにもなる彼は全米から注目される選手でした。逆に当時のウェストブルックは身長175cmしかなく、
バスには多くの大学から奨学金のオファーがあったのに対し、
ウェストブルックには小さな規模の大学から数えるほどしかオファーをもらえませんでした。
二人はそれぞれのために、同じ大学ではプレイしないそれぞれの道を進もう、と約束していたといいます。
しかし、親友は突然の心臓発作でバスが亡くなると、元々ハードワーカーであったウェストブルックは、
目の色を変えたかの様にバスケットボールに打ち込むようになったといいます。
彼は、「人生がどれだけ儚いものか」ということを痛感し、自らに出来ることを、常に最大限の力で打ち込むようになりました。
この時できた考えが、「WHY NOT?」です。
ウエストブルックは、 「俺は全ての物事に対して常に「Why not?」という考え方で生きている。これが俺の考え方だ。」
そう話しています。
更に詳しくラッセルウエストブルックについて知りたい人は、こちらをクリックして更にまとめた記事をご確認ください!
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【アンソニーエドワーズのプロフィール】
本名:アンソニー・エドワーズ(Anthony Edwards)
【誕生日】2001年8月5日
【出身地】アメリカ合衆国
【身長】196cm
【体重】102kg
【所属】HSP高校 → ジョージア大学
【ポジション】シューティングガード
アンソニーエドワーズは、ジョージア州アトランタで育った選手です。
幼少期にはアメリカンフットボールを中心にプレーしていました。主にランニングバックやクォーターバック、コーナーバックでプレー経験があります。
10歳の頃には、国内で最高クラスのランニングバックとして有名な選手へと成長も遂げているんです。
しかし、アンソニーエドワーズは兄弟がバスケットボールをプレーしており、そのプレーを見ていたところ、アメリカンフットボールよりも楽しそうに見えたのもきっかけに中学生の頃にバスケットボールへの転向を決めました。
バスケットボールに転向すると、アメリカンフットボールでの運動能力をそのままバスケットボールに活かし、チームの中心選手へと成長。2019年のマクドナルドオールアメリカンやジョーダンブランドクラシックへと選出。全米でも有名な選手へとなっていきました。
高校卒業後はジョージア大学へと進学。ジョージア大学にてヘッドコーチを務めてるのは、トムクリーンです。トムクリーンは、マーケット大学の頃にはドウェインウェイドを育て、インディアナ大学ではビクターオラディポを育て上げています。
アンソニーエドワーズは、このトムクリーンに学ぶことで、新たな有力なウィングプレイヤーへと成長する可能性がありますね。
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【マラカイフリンのプロフィール】
本名:R.J.ハンプトン(RJ Hampton)
【誕生日】2001年2月7日
【出身地】アメリカ合衆国
【身長】196cm
【体重】84kg
【所属】リトルエルム → ニュージーランドブレーカー
【ポジション】シューティングガード/ポイントガード
R.J.ハンプトンは、テキサス州で育った選手です。
テキサス州のリトルエルム高校にてバスケットボールを経験していたR.J.ハンプトンは、高校時代に1試合に50得点・12リバウンド・7アシスト・6スティールという驚異的なスタッツを残した経験も持っています。
その経験によりU-16・U-17のアメリカ代表に招集され、代表経験も持つほどのプレイヤーへと成長を遂げています。
高校卒業後はカンザス大学・メンフィス大学・テキサス工科大学への進学を検討していましたが、オーストラリアのプロバスケットボールリーグでもあるNBLでプレーすることを決めました。
更に詳しくR.J.ハンプトンについて知りたい人は、こちらをクリックして更にまとめた記事をご確認ください!
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