【戦略|ストレッチ4】ケビン・ラブに学ぶオフェンスの攻め方

NBAの試合の中でスーパープレイヤーの活躍を見るのは1つの楽しみだと思います。

ただ、それ以外にもNBAには多くの学ぶべき要素が点在します。

今回はいつもの「プレイヤー」に注目するのではなく、NBAで駆使されている「戦略」に視点を移して紹介していきます。

一昔前に比べ、個人技でけではなかなか勝つことができなくなってきているNBAの中でどんな戦略が存在するのでしょうか?

今日ご紹介するのはクリブランド・キャバリアーズが多用している戦略の1つである「ストレッチ4」をご紹介します。

クリブランド・キャバリアーズで特にこの技を多用しているのはケビン・ラブ選手になりますが、今回はケビン・ラブ選手の動きとともにこの「ストレッチ4」の説明を行っていきます。

やり方をマスターして、ぜひ各々のチームに持参して活用してみてください。

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Contents

『そもそも「ストレッチ4」とは?』

「ストレッチ4」の歴史を見てみると1999-2000シーズンごろから誕生した戦略と言われています。

「ストレッチ4」は主にPF(パワーフォワード)ポジションのプレイヤーが”Stretch(ストレッチ)”をすることにより、相手チームのディフェンスのスペースを広げ、攻撃スペースを作る役割を果たすものになります。

意味の由来としてはパワーフォワードポジションプレイヤーがバスケットボールの役割として4番と言われることからこの「ストレッチ4」という名前がついたという話があります。

NBAの中ではクリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブ、ダラス・マーベリックスのダーク・ノヴィツキー、ニューオーリンズ・ペリカンズのライアン・アンダーソン、サンアントニオ・スパーズのマット・ボナーらが代表的な「ストレッチ4」を行う選手と言われています。

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【バスケのフォーメーション・ストレッチ4のポイント3選!】

それでは、クリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブを元に「ストレッチ4」を紐解いていきます。

『ストレッチ4のポイント①:PF選手(4番)の特徴』

まずストレッチ4を使うにあたり、適したチームがあります。

根本的にはPFの選手はリング付近での身長や体格の強さを生かしたパワープレーを行うことが多いのですが、ストレッチ4ではサイズはPFでありながらもシューティング技術(特にロングシュートの3ポイントなど)に長けたプレーヤーが務める事になります。

このメリットとしては、マッチアップしている相手チームのPF(リバウンドの要)が、リング付近であるペイントエリアから離れる必要が出てきます。その為にヘルプのディフェンスやリバウンドなどの本来得意とするするべきプレーが難しくなる事によって、味方のペネトレーションなどのドライブなどを含めた1on1が有効的にできる戦略となります。

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『ストレッチ4のポイント②:ドライブを仕掛ける』

より一層ストレッチ4を有効活用するのであれば、チームにドライブを得意とするガードがいるとこのストレッチ4は大きく機能します。

そもそもストレッチ4をする最大のメリットはスペースを開けて1on1を行えるスペースを作ることにより、大きなセンターなどの守護神をペイントエリア外に追いやることができることにあります。

クリブランド・キャバリアーズのプレイを見ていれば分かりますが、カイリー・アービングのような小柄ではありながらも圧倒的なドライブを持っている選手がドライブをするためにスペースを開けてあげることにより、1on1ができるようにあります。

もしその時にコーナーに「ストレッチ」していた選手のディフェンスがカバーに行けばあとはノーマークで外のスリーを沈めるだけとなります。

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『ストレッチ4のポイント③:他の戦略との相乗効果』

ポイント①、ポイント②をまとめるとこの動画になります。

ハイポストへのピック、その後にピック&ロール、そしてキックアウトパス。

幾つもの選択肢があるからこそ、ディフェンスは選択肢が多くノーマークができるのだと思います。

ストレッチ4とほかの戦略を組み合わせることによって、より一層チームのオフェンス力が上がりますね。

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【まとめ】『ケビン・ラブに学ぶ~ストレッチ4~』

いかかだったでしょうか?

・そもそも「ストレッチ4」って何?

・そもそもケビン・ラブって誰?

・ストレッチ4のポイント①:PF選手(4番)の特徴

・ストレッチ4のポイント②:ドライブする選手の特徴

・ストレッチ4のポイント③:他の戦略との相乗効果

今回はNBA選手であるケビン・ラブ選手をもとにNBAで駆使されている戦略の1つである、「ストレッチ4」についてご紹介しました。

NBAにはまだまだ日本人でも活用できる、プレーが多く眠っています。

今後も選手とともにご紹介をしていくので是非参考にしてください。

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中学時代にアメリカでバスケを経験し、日本人にはない独特のプレイスタイルでバスケを楽しんでいる。

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