NBAもプレイオフも白熱した試合が続いていますが、そこで気になってくるのが個人賞である、MVP(Most Valuable Player/最優秀選手賞)、新人王、最優秀守備選手、シックスマン(6thマン)賞、MIP(Most Improved Player/最優秀躍進選手賞)です。前回は、シックスマン、MIP、MVPを紹介しましたが、今回はルーキーオブザイヤーと言われる最優秀新人王をご紹介します。
2020-21年シーズンのKia NBAルーキーオブザイヤー(最優秀新人賞)に輝いたのは、51試合(31試合に先発)に出場し、1試合平均28.8分で15.7得点、6.1アシスト、5.9リバウンド、1.59スティールを記録したシャーロット・ホーネッツのラメロ・ボールが受賞しました。ホーネッツの選手としては、ラリー・ジョンソン(1991-92シーズン)、エメカ・オカフォー(2004-05シーズン ※当時はシャーロット・ボブキャッツ)に続き3人目の新人賞になります。
シーズン平均で15.0得点、6.0アシスト、5.0リバウンド、1.50スティール以上を記録したルーキーは、マジック・ジョンソン(1979-80シーズン)、ペニー・ハーダウェイ(1993-94シーズン)、スティーブ・フランシス(1999-2000シーズン)、クリス・ポール(2005-06シーズン)、マイケル・カーター・ウィリアムズ(2013-14シーズン)、ベン・シモンズ(2017-18シーズン)に続き7人目となります。
今年ラメロ・ボールが新人賞を獲得した背景には、19歳140日で22得点、12リバウンド、11アシストを記録し、NBA史上最年少でトリプルダブルを達成したことや、2月5日(同6日)のユタ・ジャズ戦で自己最多の34得点、8アシスト、ターンオーバーゼロを記録し、3月1日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦で30得点、8アシスト、6リバウンド、4スティールを記録するなどの素晴らしい活躍したことが挙げられます。
右手首の負傷で21試合を欠場したにもかかわらず、ボールはホーネッツ史上2番目に多いアシスト数(313)と3ポイントショット数(92)を記録しました。
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Contents
【2021年NBAアワード受賞:NBA2021最優秀新人賞】
ラメロ・ボール(LaMelo Ball)
【誕生日】2001年8月22日
【出身地】アメリカ合衆国
【身長】198cm
【体重】82kg
【出身】チノヒルズ高校 → イラワラ・ホークス
【所属】シャーロット・ホーネッツ
【ポジション】ポイントガード
ラメロボールは、カリフォルニア州で育った選手です。
兄弟がバスケットボールをしていた影響もあり、ラメロボールは4歳からバスケットボールを始めています。
高校時代には、ロンゾボールと次男坊のリアンジェロボール、そしてラメロボールが高校に在学していた時には、35勝無敗という驚異的な成績を残した三兄弟として名の知れた選手でした。
高校卒業後は、UCLAに進学するありましたが、プロリーグに進出することを決意しました。高校卒業後にすぐにはNBA入りができないため、ラメロボールはリトアニアのプロリーグでプレーすることになりました。
リトアニアのプロチームにてプレーしたのち、アメリカのJBAのロサンゼルス・ラバーズと契約。そして2019年6月17日にオーストラリアのプロリーグのイラワラ・ホークスと契約を果たしています。
大学には進学せずにプロ選手として経験を積んでいるラメロボール。
2020年は、NBAドラフトにて全体3位でシャーロット・ホーネッツに指名され、見事NBA選手としてのデビューを果たしました。
更に詳しくラメラボールについて知りたい人は、こちらをクリックして更にまとめた記事をご確認ください!
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【2021年NBAアワード受賞:NBA2021最優秀守備選手】
ルディー・ゴベール(Rudy Gobert)
【誕生日】1992年6月26日
【出身地】フランス
【身長】216cm
【体重】111kg
【所属】ユタ・ジャズ
【背番号】27番
【ポジション】C
ルディ・ゴベールはヨーロッパのプロ選手経験後、NBAへと舞台を変え活躍している選手でです。出身国はフランスでトニー・パーカーと同様の国出身でもあります。もちろん、フランスでの代表選手経験もありますので、大舞台にも強い選手となっています。
ルディ・ゴベールは、ユタ・ジャズの大黒柱での活躍が最大の魅力と言える選手です。ユタ・ジャズではリッキー・ルビオやドノバン・ミッチェルにピック&ロールのスクリーンをかけに行き、味方を活かすのはもちろんのこと、リバウンドやディフェンス面で味方の大きな支えとなっています。チームの味方が自由にシュートが打てるのは、ルディ・ゴベールがゴール下でリバウンドを拾ってくれるからでもあります。
更に詳しくルディーゴベールについて知りたい人は、こちらをクリックして更にまとめた記事をご確認ください!
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【2021年NBAアワード受賞: NBAシーズン最優秀選手賞(MVP)】
ニコラ・ヨキッチ (Nikola Jokic)
【誕生日】1995年2月19日
【出身地】セルビア
【身長】208cm
【体重】113kg
【所属】デンバー・ナゲッツ
【背番号】15番
【ポジション】C/PF
- オールNBAチーム
- 1stチーム : 2019
- 2ndチーム : 2020
- NBAオールスターゲーム出場:2019 2020
- NBAオールルーキーチーム 1stチーム : 2016
- ABAリーグMVP:2015
ニコラ・ヨキッチはセルビア出身のプロバスケットボール選手で、2014年FIBAバスケットボール・ワールドカップでセルビア代表に初招集された準優勝に貢献したことを皮切りに、セルビア国内のABAリーグで頭角を現し、2016年リオデジャネイロオリンピックでも銀メダル獲得に貢献するほど、今セルビアで最も有名な選手の1人です。
身長は208センチといわゆるセブンフッターではないものの、ウィングスパンが221センチと長く、またガード並みのアシストができる選手として活躍しています。
NBAには2014年のドラフトで41位と下位でのドラフトになりましたが、2014-2015年シーズンでセルビアのABAリーグのMVPに選出されるなど、若くしてNBAへの門が開けた選手の1人となります。
更に詳しくニコラ・ヨキッチについて知りたい人は、こちらをクリックして更にまとめた記事をご確認ください!
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【2021年NBAアワード受賞: NBA2021シックスマン賞】
ジョーダン・クラークソン(Jordan Clarkson)
【誕生日】1992年6月7日
【出身地】アメリカ人/フィリピン人
【身長】196cm
【体重】88kg
【所属】ユタ・ジャズ
【背番号】00番
【ポジション】PG/SG
ジョーダン・クラークソンはフロリダ州出身の選手で、高校時代からその存在感を見せつけていた選手で、高校からタルサ大学に進学するもその後2年でミズーリ大学に転校をしました。
転校後2013-14年シーズンにはミズーリ大学で平均17.5点を記録しそのシーズン後にはNBAにアーリーエントリーを表明しました。その後2014年のNBAドラフトで46位でワシントン・ウィザースに指名知れましたが交渉権がロスアンゼルス・レイカーズに移動しロスアンゼルス・レイカーズの1員としてNBAデビューを果たしました。
更に詳しくジョーダンクラークソンについて知りたい人は、こちらをクリックして更にまとめた記事をご確認ください!
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【2021年NBAアワード受賞:NBA2021最優秀躍進選手賞(MIP)】
ジュリアス・ランドル(Julias Randle)
【誕生日】1994年11月29日
【出身地】アメリカ合衆国
【身長】206cm
【体重】113kg
【所属】ニューヨーク・ニックス
【背番号】30番
【ポジション】PF
- NBAオールスターゲーム出場 : 2021
ジュリアス・ランドルは高校時代から有名な選手で、同期ではアンドリュー・ウィギンズ、ジャバリ・パーカー、アーロン・ゴードンなど今NBAで活躍しているメンバーらと共に2013年でトップ5に位置付けられていた選手でありました。PF部門では全体の1位のランキングで2013年全体では総合2位のランキングにつくほど有名でした。しかし同時にこの時からその身体能力の高さに体が追い付いてこない部分があり、骨折をしてしまうなど故障なども絶えない部分がありました。
高校卒業時にはマクドナルドオールアメリカンやジョーダンブランドクラシックなどにも参加し、ジョーダンブランドクラシックではMVPにも輝きました。大学は数あるオファーの中からケンタッキー大学を選び、進学しました。大学では1年時からチームをNCAAチャンピオンシップに導く活躍をし、そのシーズン中に24回ものダブルダブルを記録し、デマーカス・カズンズやアンソニー・デイビスなどが保持していた大学の記録を塗り替える活躍をしました。その後1年時終了後にNBAにアーリーエントリーを行いました。
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