【NBA選手に学ぶ】変幻自在の3つのステップ~ゼロステップ・ユーロステップ・ギャザーステップ~

最近ルール改正で、ステップワークのルールが変わりましたね。

実際にプレイをしていく中で、ステップが変わることで今までバイオレーションだったものがバイオレーションではなくなり、より一層プレイの幅が広がることになりました。

今回はこれができるかできないかで今後のプレーの幅が大きくからると言っても過言ではない、変幻自在な「ステップワーク」についてご紹介します。

ユーロステップがトラベリングのように見えるにも関わらず、トラベリングとされていない理由は何なのか?

NBA選手がステップを踏むとき3歩以上踏んでいる印象もありますが、それが違法ではなくなる仕組みはどういうことなのか?

色々な意見が多くある中、今回は変幻自在なステップと言われている、

「ゼロステップ」、「ユーロステップ」、「ギャザーステップ(Gather Step)」という注目されている3つの言葉を解説してみました。

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Contents

『そもそも「ゼロステップ』って何?』

ゼロステップは、実際にはきちんとした定義があるものではないですが、一般的に多く言われていることは、

ボールをキャッチするタイミングと同時に踏んだステップを1歩として数えない

ということです。たまにミートが遅れてトラベリングを吹かれることがありますが、みんなで試合中に「トラベリングだ!」と思っても、笛が吹かれないギリギリのラインと言えばイメージしやすいかもしれません。


ゼロステップの先駆者である、マヌ・ジノビリ選手の解説動画です。

相手を抜くイメージをもって練習してみてください。

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『そもそも「ユーロステップ』って何?』

ユーロステップはまたの名をジノビリステップ。

レイアップに行く際、ジグザグにステップを踏んでディフェンスをかわすテクニックです。

詳しくは以前作者が書いた記事(ジェームスハーデンに学ぶ!ユーロステップのコツ3選)をご確認ください。

ジェームスハーデンに学ぶ!ユーロステップのコツ3選

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『そもそも「Gather Step or Gathering』って何?』

This is an example of a legal offensive move that is not a traveling violation.

Upon gathering the ball, an offensive player may legally take two steps before he must release the ball

on a pass or shot attempt. On this play, the offensive player takes the allowable two steps after gathering

the ball and nothing more. This is a legal continuation move and there is no traveling violation on this play.

Reference: Legal Move – “Euro-Step”

NBAの公式声明によると、「ユーロステップ」の説明文の中にトラベリングにならないステップとして紹介されています。

具体的には、ボールを受けること自体を「ギャザーリング(Gathering)」といい、

「ギャザーリング(Gathering)」そしてから2歩のステップが許されると書いてあります。

つまり「ギャザーステップ(Gather Step)」はステップではなく、

あくまでもボールを受ける「ギャザリングGathering」という分類がされるということになります。

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『ゼロステップ?ユーロステップ?ギャザーステップ(Gather Step)?って何?』

つまるところと、今までの話を要約すると

「ユーロステップ」というステップがあり、レイアップに行く際ジグザグにステップを踏んでディフェンスをかわすテクニックです。

その時によく用いられるのが「ゼロステップ」≒「ギャザーステップ(Gather Step)」ということになります。

さて、言葉の意味は理解したところで出てくる問題点としては、日本では果たしてこの

「ギャザーステップ(Gather Step)」は認められているのか…

大前提として、

  • 日本では一部「ゼロステップ」≒「ギャザーステップ(Gather Step)」が認められている
  • 「ゼロステップ」≒「ギャザーステップ(Gather Step)」は国際(日本の)ルール上明分化されていない
  • NBAでは「ゼロステップ」≒「ギャザーステップ(Gather Step)」とされる動きは容認されている

この場合、国際ルールが適用される日本において、「ゼロステップ」≒「ギャザーステップ(Gather Step)」を伴うユーロステップをどう判断すべきでしょうか?

もちろん年齢や所属団体等によって変わってくるものだとは思いますが、プレイヤーも大変ですが、審判もきっと大変なことでしょう。

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『ユーロステップの分析:通常版』

伝統的なユーロステップは、うえでも書いた通りジノビリやウェイドといった選手の動きがを見て頂けると分かると思います。

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『ユーロステップの分析:ゼロステップ≒ギャザーステップ(Gather Step)』

昔のユーロステップとは違い、最近の選手であるハーデン、アデトクンボといった選手が使うユーロステップです。


もっと深い分析をしてみると…

見れば見るほど歩いてますねー(笑)

ただ、NBAが歩いてないというならばトラベリングではないでしょう!

正直このクラスは審判によっても吹く、吹かないが変わってくるものになります。現に2019年のNBAではトラベリングが厳しくなり、もらい足のステップでのトラベリングが一気に増えました。

ルール的には認められつつありますが、試合当日の審判にアジャストして使い方を分けたほうが賢明だとはいえるでしょう。

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『ゼロステップ?ユーロステップ?ギャザーステップ(Gather Step)??』

いかがだったでしょうか?

そもそもゼロステップ?ユーロステップ?ギャザーステップ(Gather Step)??って何?

・そもそも「ゼロステップ』って何?

・そもそも「ユーロステップ』って何?

・そもそも「ギャザーステップ(Gather Step)』って何?

・『ユーロステップの分析:通常版』

・『ユーロステップの分析:ゼロステップ≒ギャザーステップ(Gather Step)』

巷で噂になっている「ステップ」についてまとめてみました。

動画も張り付けているので、確りと予習してトラベリングを吹かれないようなユーロステップをマスターしよう!

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中学時代にアメリカでバスケを経験し、日本人にはない独特のプレイスタイルでバスケを楽しんでいる。

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