こんにちは。coach”T”です。
本日はNBAプレイオフを見てチームに採用した指導法3選をご紹介していきます。
ここ数週間「NBAプレイオフから学ぶ」シリーズで記事を書いていきました。
まだそちらをご覧になっていない方は併せて読んでみてください。
①日本の指導者こそ見るべきヒューストンロケッツ
②日本の指導者こそ見るべきマイアミヒート
③デンバーナゲッツに学ぶ弱小チームの勝ち方
この「チームに落とし込んでいく」という作業をするにあたって必ず必要となることが「チームに必要な力を抽象化して噛み砕く」という作業です。
私は上記3つのNBAプレイオフ記事から以下の3点の抽象化した要素を噛み砕いたドリルを考えて実際に指導に取り入れました。
・抽象化した内容①全選手のオールラウンド化
・抽象化した内容②スペーシングの理解を深める
・抽象化した内容③3Pの精度の向上
以上3点の要素を取り入れたメニューとなっています。皆様の指導活動のご活用頂けたら幸いです。
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Contents
【指導者必見】NBAプレイオフを見てチームに採用した指導法①全選手のオールラウンド化
私がNBAプレイオフを見てまず最初に取り入れていくべきだと感じたものは「全選手のオールラウンド化」です。
これまでの記事にも載せてきたように、
・ヨキッチを代表とするセンターのパスセンス
・ヒューストンロケッツのスモールボール
・マイアミヒートの全員が体を張ったディフェンスができる
といったポジションにとらわれない仕事ができる選手が多いチームが今年のNBAプレイオフを勝ち抜いてきているといった印象があります。
これはまだ記事にしていませんがボストンセルティックスにも言えることであると思います。
ここら辺はNBAプレイオフに限らずNBA自体のトレンドでもあるかとは思いますが。。。笑
そこでまずチームに落とし込むにあたっておこなった練習は「ポストプレイの質の向上」です。
新チームになって私の教えているチームはとにかく体の接触をしないようにプレイをしていることが目立ちました。
そこでみっちりとポストプレイをおこなうことで「体の接触を嫌がらない」選手になってもらおうと考えました。
ポイントとしてはシュートにいく基準に優先順位をつけて
①ノーマークでゴールに近いシュート
②体半分のノーマークでゴールに近いシュート
③少し距離があって良いからノーマークのシュート
という優先順位でシュートにいくように声がけをおこないました。
まだやり始めて少しの期間ですが、これは間違いなく効果が実感できています。
下の動画が初めてポストプレイの練習を取り入れた時、上が4回目くらいです。
他にも接触をおこなうようなドリルもおこなったていますが(主に走りながら接触するようなもの)以前より格段に体の接触が起こる回数が増えました。
なんでもかんでも当たれば良いというものではないですが、接触を避けていたことを思い返すとこれは大きな効果であったと感じています。
今後も全選手のオールラウンド化は継続していきたいです。
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【指導者必見】NBAプレイオフを見てチームに採用した指導法②スペーシングの理解を深める
私がNBAプレイオフを見ていて次に取り入れたいと考えたものは「スペーシングの理解を深める」です。
こんなものは言葉だけでは今までも散々言われてきましたが、前述したポストを活かしたカッティング・オールラウンド化と並行しておこなっていますが、ゲームになるとぐちゃぐちゃに動いてしまい、チームプレイのかけらもありませんでした。
そこで「バスケットボールIQ」を高めることの一環として、1からスペーシングについて指導を始めました。
これまではピックアンドロールをメインで使いながら周りはそれに対して合わせるような動きが多かったものの、「ピックアンドロール以前にバスケットボールというものが分かっていない」と感じたからです。
まずは自分のディフェンスの立ち位置を見てノーフェイクでカッティングをする動きから1on1を始め、今は2対2+1まできました。
2対2+1になった段階でパッサーの目線を気にすることも意識づけをしながらおこなっています。
無駄な動きを減らしたバスケットボールができるようになってほしいものです。
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【指導者必見】NBAプレイオフを見てチームに採用した指導法③3P精度の向上
最後にご紹介するNBAプレイオフを見てチームに取り入れていくべきだと考えたものは「3P精度の向上」です。
こちらもまたNBAプレイオフに限らず現代NBAのトレンドとも言えますが、それにしても今年のNBAプレイオフの3Pの全体的な精度がものすごいなと思っています。(具体的な数字の比較がなくてすみません笑)
チャンンスがきたら打つという「チャンス」の基準も下がってきているのもあるのでしょうが、その「チャンス」の作り方も多様化してきているのも起因してきていると思います。
そのNBAの中のレベルで決める、チャンスを作ることはできないかもしれないけど同じようなシチュエーションでボールが回ってきたときに「チャンスだ」と思ってもらえるようになってほしいという気持ちと実際に決められたら効くよなという気持ちで意識的に練習に取り入れるようにしました。
フリーのシューティングは入るのに試合になると入らないという選手が多かったこともあり、よりゲームライクでおこなう形でおこなっています。
こちらもローポストで受けたときに逆サイドの選手の手の上げ方で0、1、2の数字を声に出すようにして逆サイドのコーナーを確認する意識づけをつけるようにしています。
ゲームライクにすると全く入らなくなるものですね。笑
少しづつ入るようになってほしいです。
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【指導者必見】NBAプレイオフを見てチームに採用した指導法まとめ
いかがでしたか?
今回はNBAプレイオフを見てチームに採用した指導法をご紹介しました。
今回ご紹介したNBAプレイオフを見てチームに採用した選指導法は以下の通りです。
●NBAプレイオフを見てチームに採用した指導法①全選手のオールラウンド化のためのポストの1on1
●NBAプレイオフを見てチームに採用した指導法②スペーシングの理解を深めるためのカッティングの1on1+1、2on2+1
●NBAプレイオフを見てチームに採用した指導法③3Pの質の向上のためのゲームライクのシューティング
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