【NBAニュース】NBAオールスター2020ルール変更&リザーブ選手発表

NBA2019-20年度シーズンのオールスター投票の結果が開票され、イースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスのキャプテンとスターターとなる選手たちが現地時間23日(日本時間24日)に発表されました。その後現地時間30日(日本時間31日)にはコーチ陣から選ばれるリザーブ選手たちが発表されました。

またそのタイミングでNBAオールスターの新フォーマットが発表されました。その新フォーマットとしては、最初の3クォーターはそれぞれ0-0からゲームをスタートし12分間で勝敗を決する形となります。第4クォーターは「ファイナル・ターゲット・スコア」(最終目標得点)が設定され、どちらかのチームがその点数に達するまで、時間無制限で争われるというものになります。

この新しい4クォーター制への変更は、18回のオールスター選出、史上最多タイの4回のオールスターMVPを受賞したコービー・ブライアントに敬意を表することと、試合終盤の興奮度を高めすべてのクォーターをチャリティに充てるという意図も含まれています。またオールスター自体のシカゴで開催されるNBAオールスター2020におけるその他のブライアントに対する追悼企画は後日発表される予定となっています。

最初の各3クォーターの勝利チームが選んだ地域団体にはそれぞれ10万ドル(約1100万円)、合計30万ドル(約3300万円)が寄付され、最初の各3クォーターはそれぞれの12分間でより多く得点したチームが勝利チームとなります。またNBAオールスターゲームの勝利チーム(最終目標得点に先に到達したチーム)は、20万ドル(約2200万円)の寄付金を地域団体のために獲得することになります。また細かいNBAオールスター2020のルール変更は発表され次第再度ご説明します。

これまでのNBAオールスター2020のファン投票結果はこちらをご確認下さい!

NBAオールスター投票2020 presented by Google(ファン投票)で各カンファレンスの最多得票を集めたロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズと、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボがそれぞれキャプテンに選ばれました。両キャプテンはチーム・レブロン、チーム・ヤニスのキャプテンとしてチームを編成し、昨年と同様オールスターゲームで対戦する形となります。レブロン・ジェームズは16年連続16回目、ヤニス・アデトクンボは4年連続4回目のオールスター選出となりました。

今後は選出されたキャプテンは、2月6日(同7日)に行なわれる『2020 NBAオールスタードラフト presented by Jordan Brand』で1巡目で自分たちを除く8名のスターターからと、2巡目でヘッドコーチ投票により選出される14名のリザーブから、カンファレンス関係なしに選手をドラフト指名してそれぞれのチームを構成します。

またチーム・ヤニスとチーム・レブロンが対戦する第69回NBAオールスターゲームは2月16日(同17日)にイリノイ州シカゴのユナイテッド・センターで開催されます。

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Contents

NBAオールスター:イースタン・カンファレンス先発メンバー

過去出場回数選手(所属)
4 (スターター)ヤニス・アデトクンボ(バックス)
4 (スターター)ケンバ・ウォーカー(セルティックス)
3 (スターター)ジョエル・エンビード(76ers)
1 (スターター)パスカル・シアカム(ラプターズ)
1 (スターター)トレイ・ヤング(ホークス)
1バム・アデバヨ(ヒート)
5ジミー・バトラー(ヒート)
6カイル・ラウリー(ラプターズ)
2クリス・ミドルトン(バックス)
1ドマンタス・サボニス(ペイサーズ)
2ベン・シモンズ(シクサーズ)
1ジェイソン・テイタム(セルティックス)

イーストのスターターにはアデトクンボのほか、ケンバ・ウォーカー(ガード/ボストン・セルティックス)、ジョエル・エンビード(フロントコート/フィラデルフィア・76ers)、パスカル・シアカム(フロントコート/トロント・ラプターズ)、トレー・ヤング(ガード/アトランタ・ホークス)が選出されました。

イースタンカンファレンスにはラプターズのパスカルシアカムとホークスのトレーヤングが初選出されており、ヤングはウエスタンカンファレンスのガード部門で最多の282万9969票を獲得しました。他にリザーブを含め初進出となったのは、アデバヨ、サボニス、テイタムが初選出となりました。

一方では今季平均28.6得点を残しているブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)は落選をしていまい、本人もチームも不満を示しています。

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NBAオールスター:ウエスタン・カンファレンス先発メンバー

過去出場回数選手(所属)
16 (スターター)レブロン・ジェームズ(レイカーズ)
8 (スターター)ジェームス・ハーデン(ロケッツ)
7 (スターター)アンソニー・デイビス(レイカーズ)
4 (スターター)カワイ・レナード(クリッパーズ)
1 (スターター)ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)
1ルディ・ゴベア(ジャズ)
1ブランドン・イングラム(ペリカンズ)
2ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)
5デイミアン・リラード(ブレイザーズ)
1ドノバン・ミッチェル(ジャズ)
10クリス・ポール(サンダー)
9ラッセル・ウェストブルック(サンダー)

16回目のオールスター選出となったジェームズは、カリーム・アブドゥル・ジャバーの19回、コービー・ブライアントの18回に次ぐ、史上3位の選出回数となりました。

ウェストから選ばれたその他の先発メンバーは、カワイ・レナード(フロントコート/ロスアンゼルス・クリッパーズ)、アンソニー・デイビス(フロントコート/ロスアンゼルス・レイカーズ)、ルカ・ドンチッチ(ガード/ダラス・マーベリックス)、ジェームズ・ハーデン(ガード/ヒューストン・ロケッツ)となっています。

ウエスタンカンファレンスのスターターにはルカドンチッチが初選出されており、2月28日に21歳の誕生日を迎えるドンチッチは、NBA史上最年少でオールスターゲームに出場する欧州出身選手となります。 他にウェストではゴベア、イングラム、ミッチェルがNBAオールスター初選出となっています。

一方でシーズン平均27.1得点を記録フェニックス・サンズのデビン・ブッカーが落選したことについて、GMが不満を述べる形となりました。

ただ総じてオールスター初選出の選手が9人以上いるのはここ10年では初めてのこととなり、且つゴベア(フランス出身)、ヨキッチ(セルビア出身)、サボニス(リトアニア出身)、シモンズ(オーストラリア出身)と、スターターで選出されているヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス/ギリシャ出身)、ドンチッチ(スロベニア出身)、ジョエル・エンビード(76ers/カメルーン出身)、シアカム(カメルーン出身)はインターナショナル選手(米国外出身選手)であり、8人が選出されたのは史上最多記録となっています。

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中学時代にアメリカでバスケを経験し、日本人にはない独特のプレイスタイルでバスケを楽しんでいる。

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